このドラマを見る最大の楽しみは中井貴一演じる和平と小泉今日子演じる千明の会話のシーンです。
ついつい言い争いになってしまう中年男女の不器用なやりとりにニヤニヤさせられます。
フジテレビ 木曜22時
「最後から二番目の恋」第3話
主演…中井貴一、小泉今日子
脚本…岡田惠和
演出…宮本理江子
今回は2人のやりとりが2度あって、最初は千明が真平(坂口憲二)と一夜を共にした翌朝の長倉家での会話。
和平に真平と寝たことを揶揄されると変に意識する千明と和平の会話のズレと、そこから言い争いになるあたりの2人の掛け合いの間が絶妙でニヤニヤさせられました。
万理子(内田有紀)が出会い系サイトに千明の写真を載せたのは、自分の写真を載せて集まった人数と比較してみたかったからだと判明…。
3人という微妙な数字だった千明は、夫(浅野和之)が、そのサイトにひっかかったことに激怒する典子(飯島直子)から…
なんでこんなオバサンと…とメチャクチャ言われ、典子とも口喧嘩に…。
そのあと千明と和平と典子の夫で一緒に出勤する車内で、典子の夫が「やっぱりダメですか?」と念押しをして聞くのを和平が複雑な顔で見ているシーンに笑いました。
浅野と中井が素晴らしかった!!
どうってことないシーンではあったのですが…
…で今回もう1つの中井と小泉のやりとりのシーンは、妹たちの非礼を和平が千明の職場に詫びに来るシーン。
ここも良かったですね。
詫びにきているために、いつになく素直で低姿勢の和平が、千明に見合いを断らずやってみれば良かったのにと後押しされるのですが…
ついついギクシャクとなりかけながら、そうはならずに千明のポジティブさに和平が影響を受けていくさまを中井が巧みに演じていました。
回を追うごとに2人のやりとりに変化が見られるんでしょうね。
そのあと断わった見合い相手(美保純)とばったり出会ってする会話も、しみじみといい感じでした。
いろいろと不満がないわけではないドラマですが、大人の男女のやりとりを私めはこのドラマで楽しんでいます。
今回の評価は…