後味悪いラスト…「ストロベリーナイト」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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同じ2話連続でも第3話の「右では殴らない」の鮮やかなラストのオチにはうなって感心したのに…





今回の「過ぎた正義」のラストは、「え~それで終わり!?」というスッキリしない後味の悪さが残りました。





フジテレビ 火曜21時
「ストロベリーナイト」第5話



主演…竹内結子
脚本…旺季志ずか
演出…石川淳一





「右では殴らない」の脚本は黒岩勉、「過ぎた正義」の脚本は旺季志ずかと違っていたわけですが…





脚本の出来もさることながら、男性脚本家が描く姫川(竹内結子)と女性が描く姫川とに差があったように思います。





要は同性から見た方が厳しい目で姫川を見ていて、愛すべきキャラになっていない…
一歩まちがえばイヤな女にすらなってしまっていた…ということです。





その分、逆に姫川をアシストする菊田(西島秀俊)や、姫川に反発を感じながら理解しようとしている葉山(小出恵介)ら男たちの方が、より魅力的に描かれていたように思います。





とはいえ、今回はストーリー的に納得のいかないことが多かったです。





まず、息子(石黒英雄)が交際相手を殺し、殺された子の父親に恨みで妻を殺されるという悲惨なめにあった元刑事の倉田(杉本哲太)が




少年院から出てきたら息子を償いのため殺そうと思っていて…
そのために人を殺しながら反省もなく法律に守られ、刑期も少なく社会に出てきているヤツらを、予行練習として殺した…
と考えた姫川。





前回のラストで息子を守り倉田も守る、それが自分の正義だと大見得を切っておきながら…





少年院から出てきた息子をあっさり倉田に預ける…って…
( 」´0`)」オーイ





そりゃダメでしょう…
殺すかもしれないのに…





息子の殺しの真相を明らかにするのを優先させちゃって…
息子、首を吊って死んでしまいました…
あ~あ。





息子が殺したカノジョは父親の勤めている会社の社長の息子に惚れられ、凌辱もされ、それを苦にして彼氏に自分を殺してもらった…っていうのが真相だったわけですが…





それを息子の首吊り死体の前で倉田に言うことはないんじゃないですかね…





あれじゃイヤなドS女に姫川がなってしまう…
死体下ろしてからでもいいでしょうに…





おまけにアンタは苦しみ続けながら生きろ!って
結局息子も倉田も守ってないのに…なんでそんな高飛車…





倉田が3人を殺した証拠も分からなかったのに…





だいたい、息子の殺しの時警察ももっと調べなかったのかな…いくら自首したからって殺す動機がなくて変だっただろうに…





カノジョがレイプされた事実を隠して罪を背負ったために、母親をカノジョの父親に殺される…ってあまりに救いのない話ですよね…




今頃になって娘の携帯出してきたカノジョの母親や、ストーカーされ怯えていたのを証言する友人もどうかと思うけど…





残された倉田は生き地獄ですよ…





自殺しちゃうな~きっと。もし3人を殺したのだとしたら、そいつらにも家族はいるわけだしね…





いろんなこと考えれば考えるほど納得のいかない回でした。





今回の評価は…6