研二がチャラい理由「早海さんと呼ばれる日」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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30歳になっても正社員にならず派遣社員として勤め、女性にはウソをついて、チャラチャラ遊んでいる次男の研二(要潤)。





今回はなぜ研二がそんな男になってしまったのか、その心の内がわかる回でした。





フジテレビ 日曜21時
「早海さんと呼ばれる日」第6話



主演…松下奈緒
脚本…大島里美
演出…河野圭太





実は研二は高校の時甲子園に出て準決勝まで行った地元のヒーローだったのです。





なので、いまだに商店街を歩くと顔がきき、安く売ってくれたり、ただで貰えたりするのです。





親父(船越英一郎)にとっても自慢の息子だったわけですね…





ところが、大学に進み野球を続けたものの芽が出ず、努力が無になってしまった失意から…





卒業後も定職につかず、ふらふらした生活を続けてきてしまったのです。





野球一筋で頑張ってきた人間が野球選手として生きていけない空しさというのは、分かる気がしますね。





心を燃やすもの、情熱を傾けるものがなくなってしまったわびしさ…





それでも派遣社員という立場ながら、研二なりに努力をして正社員をアシストしたり頑張ってはいるんですね。





ところが、結構熱心に準備をすすめたイベントの日に、電話番するはずの子が休みで研二が会社で留守番することになってしまいます。





付き合っていた女子大生には派遣社員とバレて、どうしてウソついたのとなじられるし…





いいところ無しの研二。 要潤が研二の表と裏の感情を繊細に演じていて、引き付けました。





同窓会の夜、むしゃくしゃした勢いで亜季(山口紗弥加)と寝て、できたのが日向くんでした。





高校の時、研二を好きだった亜季は研二に告げずに一人で育ててきたのでした。




しかし、久しぶりで会った研二があの時と同じように、まだふらふらしているのに亜季は失望します。





憧れだった人が、輝かずウジウジしてる姿を見るのはイヤですもんね。





慰めてもらえると思った亜季にまで、つらく当たられ大荒れで家に帰る研二。





迎えた優梨子(松下奈緒)に当たり散らし、しつこくビールをくれと叫びます。





優梨子は研二の頭からビールをかけ、キレたあまり亜季の子供は研二の子供だと明かしてしまいます。





ありゃりゃ…言っちゃったよ。





次回は研二が事実を知って責任感がめばえ変わっていくさまが描かれるんでしょうね…





馨の回と同様、研二の苦しみが丁寧き描かれ、見ごたえのある回でした。





このドラマ、どんどん良くなっています。





今回の評価は…7