当ブログ読者のほとんどの方が思ってらっしゃると思うんですが…
1月から始まった冬ドラマは…
はっきり言って良い作品が少なかった!(`∀´)
ですよね。
何が一番いけなかったか…を考えたところ、今クールで特に顕著だったのが…
「共感しにくいキャラクターの主人公」が多かったとことだと思うんです。
例をあげていくと…
まずは、真っ先にリタイアを決めた…
「ダーティ・ママ」のヒロイン、丸岡高子(永作博美)。
このヒロイン、シングルマザーの女刑事なんですが…
何がイヤだったかと言うと部下に公私混同してベビーシッターをやらせたり、平気で危ない現場にベビーカーを持って行ったりという無神経さ。
なまじ永作博美がしっかり演じるだけに、鼻持ちならないイヤな女に見えて、何ら共感を抱けない主人公でした。
もう1本、結局はリタイアした「ハングリー!」の主人公、山手英介(向井理)も同様で、
バンドの道を諦め、死んだ母親の遺志を継ぎシェフに転向、レストランを再興しようと頑張る話なんですが…
素人同然のバンド仲間たちと一流のレストランめざす…って、あまりにも稚拙な考えの持ち主にしか見えず、こちらもリタイアせずにはいられませんでした。
一方、作品の質自体は悪くないのですが、主人公が共感しにくいので、手放しで誉めにくいのが…
「運命の人」の弓成亮太(本木雅弘)と「ストロベリーナイト」の姫川玲子(竹内結子)
どちらも仕事に関しては有能を自負する自信家なのですが、家族に接する態度とかがどうにも共感ができず…身勝手な人間にしか見えない、それが作品のマイナスポイントになっているのが残念な作品でした。
仕事はできるけど恋愛とはごぶさたなキャリアウーマンというキャラクターで「最後から二番目の恋」の吉野千明(小泉今日子)と「恋愛ニート」の木下凛(仲間由紀恵)はかぶったのですが…前者はリアルで共感しやすい魅力的なキャラクターなのに反して…
後者は恋愛に関してがあまりに幼く…ウソくさくさえ見えてしまい…記事にも書いた肝心の号泣シーンで涙が出ていなかった衝撃の演技は、それを更に強めてしまいました…
キャラクターがどうこうより「脇役に食われて主役らしくなかった」のが…
「ラッキーセブン」の時多駿太郎(松本潤)と「聖なる怪物たち」の司馬健吾(岡田将生)。
駿太郎は新田(瑛太)に、司馬は春日井看護師長(中谷美紀)の強烈な存在感に圧倒され、中盤までは主役らしく見えませんでした。
駿太郎は新田が出なくなってから、司馬は本筋にからめるようになってから主役らしさを取り戻してはいったのですが…
と、まぁ…今クールは私めがクールごとに選ぶアカデミー賞で主演賞ノミネートが悩ましいほどに、主役が良くないクールでした。