幸せな日々は短くて…「開拓者たち」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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既に一度見ているドラマを記事にするのは、先が分かっているだけに難しいものがありますが…





NHK 火曜22時
「開拓者たち」第1話



主演…満島ひかり
脚本…坪田文、岸善幸、北川惠
演出…岸善幸





初回は満州の開拓団に花嫁として渡ったヒロイン、ハツ(満島ひかり)が、無愛想な夫速男(新井浩文)と夫婦らしくなっていく過程が描かれました。





満島ひかりの演技もさることながら暴れん坊な役の印象が強い新井浩文が、このドラマは非常に抑えた演技でぶっきらぼうな物言いでも心根は優しい男を好演してますのでぜひ注目していただければと思います。





速男の口癖の「まぁ…いい…」は冷めた言葉にも聞こえますが、生きてさえいれば何とかなる…つらいことも乗り越えていける…だから「まぁ…いい」という意味で…





このドラマを貫くヒロインの生き方に影響を与える重要な言葉です。





新井の他にもこのドラマには地味ながらも実力を備えた若手が出て皆好演していますので、そこも見ていただきたいです。





ハツの上の弟で憲兵隊に入り、理想と違って非人道的な行為に手を染めて悩む金次に綾野剛。



ハツの末の弟で姉に助けられてばかりいるが過酷な経験をして逞しく成長する史郎に石田卓也。



中国人の小作人の息子で史郎との友情を貫いていく王春岐に石田法嗣。



この3人の演技にも注目してください。





幸せな日々は今回までで、開拓団の人々は歴史の荒波に飲み込まれ、引き裂かれていきます。





初回を見逃した方も、ぜひ第2話からでも見てください…



火曜22時は裏で草なぎ剛のドラマが始まってしまいますけどね…