みんないい人に…「37歳で医者になった僕」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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せっかく医学部長に上りつめた佐伯(松平健)はすい癌が発覚。森下(田辺誠一)は思惑どおり総合内科を牛耳ることに…





理想の総合内科への改革を打ち出しますが…





フジテレビ 火曜22時
「37歳で医者になった僕~研修医純情物語」最終回



主演…草なぎ剛
脚本…古家和尚
演出…三宅喜重





やけにダーティーな感じで佐伯を追い落とす森下が描かれたので…





あまりの迫力でホントに悪い人みたいでしたが、やはり「踊る…」の室井みたいに偉くなって総合内科を理想通りにしたかったってことだったんですね。





でも中島(鈴木浩介)や相澤(真飛聖)には病棟や経営のことも考えないと…と難色を示され、





佐伯をホスピス送りにして治そうとしないことに、紺野には食い下がられ…





「なるほどこの立場になるとよく分かるよ…紺野先生、君はとても面倒だ」と毒づくあたりに、理想を求めても立場がそれを許さなくなる感じがよく出ていました。





一方、病に倒れた佐伯は、新見(斎藤工)に森下は理想が高い分冷酷だよ…と忠告したり…





一度は破った伊達からの手紙を紺野が修復したのを読んだり…





権威主義の非人間性を失っていき、穏やかな表情になっていきました。





結局、森下と中島が協力しあって総合内科を立て直していくようですが…





なんかみんないい人になりました的なラストは、まぁそうするしかなかったとはいえ…





急展開すぎて、もっとじっくり見たかったな…とは思いました。





研修医4人の2年後の姿が紹介されましたが、それぞれらしい道を選んでいて、そこは納得でした。





末期がんの佐伯は回復したのに、すず(ミムラ)は結局死んでしまったようで…





臨終のシーンをベタに見せなかったのは、このドラマらしくて賢明でした。





ただ医者とはどうあるべきかを重く描いた最終回だったので…





紺野のすずへの愛情はイマイチ伝わりづらい終わり方だったのは残念といえば残念です。





何か新しい病院での紺野を描くスペシャルドラマがありそうですね。





今回の評価は…7





このドラマ、草なぎ剛の好演はさることながら…
ミムラ、松平健、田辺誠一、水川あさみ、斎藤工、八乙女光…今クールの助演賞にノミネートしたい演技を見せてくれた人たちに囲まれ、見ごたえのあるドラマでした。





私めが好きだったのは江波杏子が女優を演じた回です。





皆さんはどの回ですか?