いや~、舞子(栗山千明)の母親(奥貫薫)は自殺ではなく…父親(利重剛)が殺した…っていう、まさかのダークな展開になるのか!?と危惧しましたが…
そうではなく…ほっとしたものの、せっかく感動的なエピソードになりそうなくだりで、あの人が出て来てしまい…
TBS 日曜21時
「ATARU」最終回
主演…中居正広
脚本…櫻井武晴
演出…木村ひさし
舞子の父親が自動車メーカーに勤めていたなんて…ことがあったので、
車に何か仕掛けでもしたのかと思いきや…
結局は運転中に脳出血を起こし、SOSのため車の窓を開け手を出したのに…
すれ違った対向車に中指を飛ばされ、そのままなすすべなく体が言うことを聞かず事故となってしまったのです。
チョコザイ(中居正広)が母親の墓から骨壺を出し、骨を並べて中指の骨が無いと主張するところは、何ともシュールで…
中指がもげる…ってのも怖い話だな…とは思いました。
まぁ…とはいえ、家族の絆を深めようと母親は死ぬ前に、家族全員分のリングを宝石店に頼んでいたというのが分かって…
その警察にひょっこり現れる宝石店の主が、なんと中居との友情出演なのか、まさかのタモリで…
せっかくいい話になるところなのに…タモリがTBSに出るなんて珍しい…とか余計なこと考えてしまい、感動のしようもなく…
まして、しんみりしてるところで「帰っていいかな?」「いいとも!」って…
( 」´0`)」オーイ
なんだよ、それ…でした。
全体的に話がシリアス方向に進んでいるのに…
画面の隅にチラチラ「SPEC」を入れ込んでくる木村ひさし演出にも、もういいから…それはと言いたくなったし…。
最終回、チョコザイは大活躍だったけど、立て込んだスケジュールで撮ったせいか…
中居の演技にチョコザイになりきれていない雑なところがあった気もします。
結局チョコザイはラリー(村上弘明)とアメリカに帰り、舞子は刑事をやめました。
続編がありそうな終わり方だったので、単発スペシャルか映画化でもするつもりなんでしょうね。
今回の評価は…
うーん、担当する演出家によってこんなにも作品の感じが変わるのは珍しいことで…
その統一性のなさが興味深かったです…(笑)
キャストはみな大変だったでしょうね。
そうだ…正気に戻った犬飼(中村靖日)がラリーに飛び蹴りしたのは痛快でした!