私めより先にリアルタイムで見た家内が、帰宅した私めに結末をすごく言いたがるので…
「榎本(大野智)が泥棒だったって話だろ…」
と、言ったら…
「なぁ~んだ…知ってんの?」
とえらくガッカリしてました…(笑)。
フジテレビ 月曜21時
「鍵のかかった部屋」最終回
主演…大野智
脚本…相沢友子
演出…松山博昭
原作の「硝子のハンマー」を読んだ時のおぼろげな記憶では、
イマイチどうやって殺したかがはっきり分からなかったんですが…
なるほど!こういうことだったんですね。
あんなんで殺せるの?
ガラスに傷はつかないの?
と疑問はわきましたけどね…
死んだかどうか確認もできないし…
まぁ、とはいえ青砥(戸田恵梨香)がいろいろ突飛な殺害方法を想像して笑わせてくれたり…
私めお気に入りの芹沢(佐藤浩市)が謎解きして榎本に誉められ、有頂天になるも…
自慢気に会社側に話したらロボットの機能的に不可能とあっさり否定され、ものすごく落ち込んで笑わせてくれたり…
榎本に謎解きを明日のばしにされ「出たよ…」とお決まりのぼやきを言ったり…
2人の特性は最終回でも、キッチリ発揮されて満足でした。
オーラありまくり窓拭きさんの佐藤…実は椎名(玉木宏)と榎本とのタイマンのやりとりも、なかなか見ごたえあるシーンでした。
そして社長が横領した金から替えた貴金属を椎名からまんまとせしめて高飛び。
最後にニンマリ笑う榎本の顔で終わるあたりが、このドラマらしくて洒落てました。
今回の評価は…
密集殺人ばかりで飽きてこないかと危惧しましたが…
あの手この手と工夫し、芹沢のからませ方を変えながら見事乗りきりました。
型にはめられた演技を要求された大野より、融通むげにのびのび演じた佐藤の軽妙さが光ってました。