風貌のワイルドさとは逆にソフトな役が似合う人なんだなというのが私めが抱いた印象でした…しかし…
フジテレビ 火曜22時
「ＧＴＯ」第１話
主演…ＡＫＩＲＡ
脚本…深沢正樹
演出…今井和久
おそらく原作の鬼塚に近い風貌ということでＡＫＩＲＡが選ばれたんでしょう。
キャスティングには原作者の意向も反映されたそうですからね。
確かに、名うての元暴走族リーダーってことでは前作の反町隆史より、それっぽいんですが…
声がソフトなんでドスがきかず、タンカをきるようなハッタリかます演技も抑揚が少ない棒読みに聞こえて…
元暴走族仲間役の城田優も山本裕典もそのへんは慣れていて上手いだけに、余計に見劣りしてしまいました。
身体の動きも予想に反して、綺麗に動いても力強さや荒々しい粗野さが欠けて、
アクションもイマイチなんですね。
まぁ、そのへんは回を追って改善されていくかもしれませんが…
今回は植木職人の鬼塚が教師になるまでが描かれたんですが…
現代の醒めた生徒たちに鬼塚のアナクロ的な指導が、どこまで通用するのかは、ちょっと疑問ですね。
生徒たちに個性が感じられずみんな同じように見えるのも現代っぽいといえば現代っぽいですが…
明らかに反町版「ＧＴＯ」とは別ものと考えなければいけませんね。
あれはあれ、これはこれってことで見ることにします。
今回の評価は…
初回の視聴率は１５.１％と予想より高い数字でした。
次回どう変わるか？…おそらく下がるでしょうがどこまで下がるか？
注目です。