このドラマ、もはや古典的ともいえるベタな話を堂々と照れもなく描いている潔さが見ていて気持ちよいほどで…
ティーンたちに人気なのは、このアナクロな鬼塚(AKIRA)のアプローチが、現実の教師とはかけはなれていて、生徒に踏み込むこんな先生がいてくれたら…という願望のあらわれでもあるのでは?という気もします。
フジテレビ火曜22時
「GTO」第4話
主演…AKIRA
脚本…田中眞一
演出…大塚徹
今回はホントはシェフになりたいけど家が貧しくて我慢している藤吉(山田裕貴→ゴーカイジャーのゴーカイブルーだそうです)と、みやび(川口春奈)と幼なじみで小さい頃誉められたのが嬉しくて歌手になりたい…と密かに思っている朋子(宮崎香蓮)の話。
それぞれに対して、鬼塚は自分の夢をあきらめるな…と熱く励ますわけです。
藤吉が自分で作ってきた弁当を横取りし、美味い美味いと食べて誉めまくったり…
アイドルオーディションでうまく歌い出せない野村に失敗してもいいから思い切り歌えと励ましたり…
ぶっきらぼうだけど、一途な向き合い方がやはりこの鬼塚の魅力で、演技巧者ではないAKIRAの演技だから良いのかもと思えるようにもなってきました。
とかく私めは夢って言葉を出されると弱いところもあるんです。
絵空事みたいな話ではありますが現実のままで辛気くさいよりは余程いいなと、夏場だけに特に思ってしまいます。
今回の評価は…