人情味豊かな推理もの…「浪花少年探偵団」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、十分に大人の鑑賞に耐えうる作品なのに…





なまじ少年探偵団とタイトルにあるために子供向けのドラマと勘違いされたらしいのが不幸でしたね。





この内容でテレビ朝日の刑事ドラマの枠でやれば、これほど低い視聴率ではなかったと思いますがね。





TBS 月曜20時
「浪花少年探偵団」第9話



主演…多部未華子
脚本…江頭美智留
演出…清弘誠





一人暮らしの老婆稲子(中原ひとみ→老けた姿にショック!)の家に押しかけた男をゲートボールのスティック(笑)で殴り殺すという事件が起きます…。





正当防衛なんですが、腑におちない漆崎(段田安則)は被害者の内縁の妻芳子(中島ひろ子)を怪しみます。




芳子はしのぶ先生(多部未華子)の隣人で、しのぶ先生も首をつっこむことに…。





しかし、稲子と芳子の関係性がつかめません。芳子には千鶴(石井萌々果)という娘がいて、串あげ屋の原田兄弟の弟(前田旺志郎)は千鶴が好きになり、何やかやと気遣います。





「マイガール」のコハルちゃん役で注目された萌々果ちゃん、「ゴーストママ捜査線」に続いてまたも初恋の相手に…。





結局、千鶴の描いた絵に稲子が描かれているのをしのぶ先生が見つけたことで、稲子と芳子母娘の関係が判明。





末期がんで余命の短い稲子が、ろくでなしの内縁の夫を芳子が殺したがっているのを知り、





代わりに自分が殺したというわけです。





入院した稲子を母娘が見舞うシーンは人情味溢れるいいシーンでした。





しのぶ先生もさることながら漆崎が名刑事に見えた回でした。





自分の顔を描いてくれた絵を貰い、引っ越して行く千鶴と原田弟が別れるシーンも切ないものがありました。





内容は悪くないのに視聴率が悪すぎてもったいないドラマです。





今回の評価は…7