美雨の思い出作り作戦…「ビューティフルレイン」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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沼津の祖母(岩本多代)から圭介(豊川悦司)と離れて暮らすことになると告げられた美雨(芦田愛菜)は…





自力でバスに乗り、東京に帰ってきてしまいました…そして…





フジテレビ 日曜21時
「ビューティフルレイン」第10話



主演…芦田愛菜、豊川悦司
脚本…羽原大介
演出…水田成英





美雨は圭介にどういうこと!?と問い詰めるわけです…(まるで彼氏の浮気を問い詰める彼女のような、やけに落ち着いた態度で…)





観念して自分がもう直らずいつかは自分のことも分からなくなってしまうことを圭介は美雨に明かします。




このシーン、豊川悦司と芦田愛菜の真っ向勝負といった趣の見ごたえあるシーンでした。





死んでも父ちゃんは美雨のことだけは忘れない…
という圭介の言葉は痛切で胸打たれました。





ここで例によって美雨が号泣したらイヤだなと思ったら…





そうはせずに、こらえていて遂にポロリ、ポロリと涙が流れ落ちていくしょぼんというよりハイレベルな演技を芦田愛菜が見せました。





やはり、芦田愛菜はただ者ではないと思わされたシーンです。





…で、一旦は納得したかと思いきや、翌朝には沼津には帰りたくないと部屋に立て込もってしまう美雨。





アカネ(中谷美紀)が説得し、やっと条件つきでOKしてくれます。





その条件とは圭介とやりたかったことをすべてやってくれること。





まるで記憶を失ってしまう前の思い出作りのように、記念写真をおめかしして撮ったり、絵本を読んでもらったり、一緒に餃子を作ったり、自転車の乗り方を教わったり…





でもって最後の追加のお願いが、中村産業のみんなとの食事。





ここでみんなを嬉しがらせるあたりが美雨って子のスゴいところで、





形勢はこれからもみんなで圭介を支えるから、美雨も沼津へ行かなくても大丈夫…って方向に持っていってしまうのです。





父ちゃんと一緒にいるのが一番幸せという美雨の願いが通じるわけです。





このあたりの美雨の主張ぶりも、これだけのメンバーを相手に一歩も引かない健気パワー演技で、今回は芦田愛菜に誰も太刀打ちできない…という感じでした。




今まで毛嫌いして、途中までしか聞いたことのなかった芦田愛菜が歌う主題歌を今回は最後まで聞いてしまいました。(笑)





しかし、善人しか出て来ないこのドラマは、まるでファンタジーの世界のようですよね。





今回の評価は…7