愛し合っていながら子供ができないために引き裂かれてしまう家光(多部未華子)と有功(堺雅人)。
新たな「種」としてスカウトされた捨蔵(窪田正孝)が夜のお相手をすることになり…
内心は憤懣やるかたない有功。
しかし、春日局(麻生祐未)は冷酷にも、礼儀知らずの捨蔵に作法を、有功に教えさせるのです。
麻生祐未の非情ぶりが相変わらず良くて、感情を押し殺して耐える有功を堺雅人が真骨頂の演技で見せます。
無遠慮で頭が悪くSEXだけにはやけに自信のある捨蔵を、窪田正孝がなかなか上手く演じていて、そのおバカぶりがいいアクセントになっていました。
いざ夜伽という時、家光が想像より幼かったので図に乗る捨蔵に、
「お前がわしを抱くのではない。わしがお前を抱くのだ!」(名ぜりふ!)
と一喝する家光、多部未華子あっぱれのキレっぷり。家光のやるせなさが伝わりました。
その翌朝、玉栄(田中聖)が朝食を有功に持っていくと、有功の部屋の中がスゴいことに…
耐えきれず暴れたらしきことを、静かなたたずまいの中で伝える印象的なシーンでした。
廊下側の障子は破れなかったと自嘲する有功がなんとも切なかったです。
今回の評価は…
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