このドラマは綺麗ごとで終わらせず、人間の醜い部分までさらけ出す…
ビターな作品であることを、今回改めて思い知りました。
日本テレビ 21時
「悪夢ちゃん」第7話
主演…北川景子
脚本…大森寿美男
演出…猪股隆一
自分が幼い頃、親友の母親を駅のホームで突き落とした記憶がよみがえり…
それを悪夢ちゃん(木村真那月)に察知されたくない彩未(北川景子)は、悪夢ちゃんを遠ざけるようになります。
そんな中、
夢を映像化する機械で犯人逮捕に貢献し、一躍名をあげた志岐(GACKT)は研究センターを開設。警察以外の相談にも乗ります。
悪夢ちゃんは彩未先生に疎んじられて
いるし…
クラスメートとも距離があり…
志岐のもとで自分の予知夢を利用されるのを受け入れます。
教え子がドラキュラになり花嫁姿の自分に噛みつく夢を見た貝原先生(濱田マリ)は…
将来は先生になり、貝原と結婚すると約束したその生徒が、死んで遺影となる…という悪夢ちゃんの予知夢を見せられます。
その生徒を訪ねると彼は来年から教師になるのに病床にいました。
約束を守れず結婚してしまった貝原先生は、やがて死ぬだろう彼に何もしてあげられず無力感と罪悪感にさいなまれます。
そして、やりきれない思いは自分にあんな予知夢を見せた相手へ…
悪夢ちゃんはその怒りの言葉をマジックミラーのこちらで聞いていて…
良かれとしたことが…良いことでなくなってしまう皮肉…
貝原先生もあそこまで言わなくても…とは思いましたが、こういう人間の醜い部分まで突きつけてくる凄みがこのドラマにはあります。
それにしても悪夢ちゃんがかわいそうでした。
人と違う能力を持つ者の悲しみが伝わります。
今回の評価は…
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