堺雅人の所作と多部未華子の声…「大奥~誕生」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回見ていて良いなぁ~と感銘を受けた2つをタイトルにしてみました。





1つは堺雅人の端正で美しい身のこなし、いわゆる所作(しょさ)。
もう1つは多部未華子の凛として耳ざわりのしない声です。





TBS 金曜22時
「大奥~誕生」第8話



主演…堺雅人
脚本…神山由美子
演出…渡瀬暁彦




前回からの春日局(麻生祐未)への看病、それに加えて今回は赤色疱瘡になったお楽(窪田正孝)の看病。





この看病をする際の堺雅人のちょっとした身のこなしが、実に端正でムダがなく美しいんです。





おそらく役作りのために茶道を習ったりしたのでしょうが、立ち居振る舞いの美しさは、まさに京の公家出身であることを表現しています。





お楽は死に、春日局も最期には有功に大奥の今後を託して死んでいきます。
春日局は憎むべき相手なのに、その遺志を引き継ぐ皮肉。二人のやりとりは見応えがありました。





大奥に生きる男たちを守り束ねる大奥
総取締になった有功の決然たる姿が印象的でした。




そして、もう一つが多部未華子の声。
「浪花少年探偵団」でも悪人に啖呵をきる多部未華子を賞賛しましたが、彼女の凛と張った声は迫力があり、響きも良くて武器だとかねてから思ってました。




この家光でもお楽に言った「わしがお前を抱くのだ!」の名ゼリフも惚れ惚れしたし、




今回のクライマックスで大名たちを前に自分が将軍で異存はあるまいな?と大見得をきるところも実に良かったです。




多部未華子は舞台で主演を経験し、演技のスケールが大きくなった気がします。





今回の評価は…7










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