前に踏み出す者、踏み出せぬ者…「遅咲きのヒマワリ」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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悲しみや辛さを乗り越え、前に一歩踏み出す者と踏み出せない者が対照的に描かれた回でした。




フジテレビ 火曜21時
「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」第7話



主演…生田斗真
脚本…橋部敦子
演出…植田泰史




踏み出せた者の最たる例は弘樹(柄本佑)。
これまで地元のヒーローだった過去を引きずってきて、
職を失い酒浸りの父親を嫌い家を飛び出た弘樹は、自分の過去を知らないよそ者の彩花(香椎由宇)のアパートに転がり込んでいたのですが…




彩花のもとを離れ、
元カノのかほり(真木よう子)にも素直な気持ちで向き合えるようになり…





彩花をめぐってギクシャクした関係になった丈太郎(生田斗真)とも心開ける仲に…




丈太郎にバットを渡し、自分の投げるボールを投げてみろと勝負するシーンは、過去の呪縛から一歩踏み出せたことを示す良いシーンでした。




丈太郎は丈太郎でこの町の商店街の活性化を自分なりに考えて、商店主たちに提案していきます。




ところが、それは順一(桐谷健太)を追い込むことでもあり、同じように商店街の活性化をめざし提案するのに怒らせてしまう順一は…




家業の金物店の閉店も近く、焦る一方で、一緒にボランティアをやってくれているさより(国仲涼子)に、いいムードの中、キスするものの、結婚指輪が目に入り、我に返ってしまいます。




仕事にも、生きがいにも、恋にも、踏み出せない八方ふさがりの順一の痛々しさが胸を打ちました。




丈太郎に「頼んだぞ」なんて言ってましたが、まさか死ぬ気では?とドキっとしました。




出て行った弘樹に比べて、彩花はやはり昔の彼氏と何かあったらしく、それを思い出しては泣いています。
彼女も踏み出せない1人。




そしてもう1人、不倫をやめ、親の勧める見合いをしようとした春菜(木村文乃)は、直前で会うのをやめ…
こちらも踏み出せない状態。




それぞれの傷みが伝わり、見ていて胸が苦しくなるドラマです。
みんな良い方向に進んでくれたらいいのですが…




今回の評価は…7










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