最終回も多部未華子の家光は、主演の堺雅人を食うW主演的な好演でした。
TBS 金曜22時
「大奥～誕生」最終回
主演…堺雅人
脚本…神山由美子
演出…金子文紀
有功(堺雅人)が大奥総取締になって1年後、家光はお玉(田中聖)との間にできた3人目の娘(→のちの綱吉）を産みます。
月日は更に流れ数年後、3人の娘の誰が後継者かが気になる中、家光は病に倒れます。
父親のいない長女•千代姫(→のちの家綱)の養育を家光から任されていた有功は、家光から世継ぎは誰が良いか聞かれ、長女の千代姫がなってしかるべきと答えます。
お玉もお夏(市川知宏)も家光から「ワシはもうダメなのだろう？」と聞かれてもウソをつくのに…
有功だけは微笑みをたたえ、うなずくのです。出ました！堺雅人得意の泣いているような笑顔。
それぞれの務めを終えたら一緒に死のうとかつて約束したのに、家光は自分の死後有功に殉死することを許さず、千代姫のことを託します。
それを受け入れざるをえない有功の胸の内の痛ましさたるや…
最後の最後まで思い通りにならないとは…
受ける堺雅人もさることながら、愛する一女性の顔より将軍の顔を貫こうとする多部未華子の、重層的な演技も見事でした。
多部未華子はやっぱりスゴいです…
原作には無いという稲葉家の話は最後まで時間かせぎのようでしたね、
田中聖が演じたお玉が映画では西田敏行演じる桂昌院になるわけですね。
似てない…(笑)
今回の評価は…
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