スリリングな会話劇…稲垣吾郎「心療中」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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yahooテレビのクチコミ掲示板「みんなの感想」で、深夜ドラマにもかかわらず、多数のクチコミが寄せられ、その評価が冬ドラマ1位になっているこの作品。




当初は見る予定が無かったのですが、そこまで評価が高いなら見るしかないか…と見ることにしました。




日本テレビ 土曜24時55分
「心療中~in the room」第2話



主演…稲垣吾郎
脚本…青柳祐美子
演出…河合勇人




稲垣吾郎演じる天間了は高校で生徒や教師相手に心療カウンセリングをしている。このドラマは大半がそのカウンセリングの会話で、





クローズアップサイズの映像の切り返しが延々と続くスリリングな会話劇になっています。




今回だと前半と後半で相談者が違い、前半は妊娠してしまったカップル。彼氏は浮気クセが治らないらしく、彼女は疑い、堕ろすかどうか悩んでいる…




エキセントリックに彼氏を責め立てる彼女の攻撃は天間にも向かい、




遂に天間は冷淡に堕ろせばいい…と言ってしまう…
君が私にそう言わせるように追い込んだのだ…と。




3人のやりとりで関係性が変わっていく感じや、建て前と本音、心の奥に秘めた闇がちらつく具合…




稲垣吾郎が微妙な表情の変化で巧みに表現し、引きつけます。




男子生徒はジャニーズの若手がでるようで、前半はKis-My-Ft2の千賀、後半は真田佑馬でした。




2人ともなかなか頑張っていて、特にこのまま自分を放っておいたら人を殺すと主張する生徒を演じた真田は、表情のこわばりや速射砲のようなセリフで不気味な生徒を演じきっていました。



天間は私生活はうまくいってなくて、妻は子供を置いてイタリアへ長期旅行へ。
天間自身も何か問題がありそうなのがミソ。



演出が映画版もドラマも「鈴木先生」をやった河合勇人なのが、なるほどと納得しました。




異色なドラマですが一見の価値ありです。




今回の評価は…7






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