このドラマ、第1話の録画をミスったために、再放送の第1話とその日夜の第2話と連続で見ることになりました。
なので、記事は2話分書きます。
日本テレビ 土曜21時
「泣くな、はらちゃん」第1、2話
主演…長瀬智也
脚本…岡田惠和
演出…菅原伸太郎
この役は長瀬智也にしかできませんね。原作はないのであて書きではあるでしょうが、この非現実的な設定をシラケさせずに見せる力は…
長瀬智也ならではの豪速球演技のなせるわざだと感心しました。
主人公のはらちゃんはかまぼこ工場で働く越前さん(麻生久美子)が、仕事の憂さ晴らしに書いている漫画の中の主人公。
越前さんの書くセリフがあまりに不幸めいてツラいことばかりなので、
はらちゃんは漫画の世界から飛び出し、作者の越前さんに直接訴えかけるのです。
「神様、もっと幸せになってください!」と…
越前さんはまさか自分の書いてる主人公が現実に現れるなどと思ってないので、変な人!としか思いません。
第1話は設定の説明に追われ、設定に振り回されるドラマになってしまうのでは?という不安もよぎりましたが、
第2話ははらちゃんが越前さんに片思いをし、それをストレートに伝え、越前さんもドキドキするというクライマックスに向け、それぞれのキャラクターがよく生きた回になり、ホッとしました。
プロデューサーが「すいか」や「Q10」の河野英裕なので、これも脚本は木皿泉のはずだったのかも?なんて思いますが、ベテラン岡田惠和なので、ドキっとするセリフが散りばめられてます。
はらちゃんは人間ではないので、すごく素朴でシンプルな疑問や感動を繰り返す、そのあたりが非常にうまくできています。
さえない感じの麻生久美子がまた良くて、黙ってと言うとガマンして黙ってるはらちゃんについ笑ってしまう笑顔とか、独特の可愛らしさです。
まわりのキャストもユニークで、
「すいか」の白石加世子が越前さんの母役だったり、「Q10」の薬師丸ひろ子が何か知ってるげなパートリーダー役だったりで期待大ですし、
丸山隆平がお得意の人が良くてちょっとバカっぽい、越前さんの同僚田中役でいい味を出しています。
第1話でタナカと呼び捨てされるのがやけにおかしかったです。
田中は越前さんが好きで、はらちゃんに悪魔と呼ばれる清美(忽那汐里)は田中が好きで、やたら越前さんに対抗意識があるというのも、今後への期待ですね。
ツンケンした感じが忽那汐里に合ってます。
あと漫画の世界の中のメンバーたちもユニークで、越前さんに忘れられて登場しなくなってる笑いおじさん(甲本雅裕)がツボです。
今回の評価はどちらも…
Android携帯からの投稿