圧巻!真木よう子の長ゼリフ…「最高の離婚」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は何と言っても…
真木よう子演じる灯里の5分以上に及ぶ長ゼリフが圧巻でした。




このドラマ、メイン4人の演技バトルの様相を呈して、面白さを増していますが、今回は文句なしの真木よう子圧勝の回でしたね。




フジテレビ 木曜22時
「最高の離婚」第5話



主演…瑛太
脚本…坂元裕二
演出…並木道子




前回のラストで諒(綾野剛)が出してなかった婚姻届が灯里に見つかり、その後どうなった?ってことなんですが、




その後に起きたことを4人がそれぞれ他人に話しているゼリフだけで、説明がされました。





このへんのセンスが、坂元裕二さすが!と思わせるところで、結局バタついた光生(瑛太)が派手に転んで肋骨を折り病院に運ばれ入院ってことに…





その騒ぎで婚姻届問題はひとまずウヤムヤになったようで…




光生の療養がてら2組のペアは温泉旅行に…
あんなに否定的だった温泉旅行に参加している光生が何ともおかしかったですが…(秘宝館へのくいつき方とか…)




その旅先で諒は灯里に婚姻届の件を謝り、再び出そうということになります。




今度ばかりはマジメになろうと、諒は他に付き合ってる教え子と年上女に別れを切り出すのですが…




怒った年上女は諒に熱い紅茶をバシャッ!そのおかげで胸元に火傷が…





一方、灯里はやっと夫婦に喜んでる矢先、田舎から遊びにきたついでに寄った妹に手厳しく痛いところを突かれます。





お姉ちゃんはお父さんの女遊びにも目をつむって何にも言わなかったお母さんと同じだ…
お母さんのことを嫌ってたけど同じことをしてるじゃない…
しかも方言しゃべらず、気取っちゃって…




妹が毒づいて帰ったあとの、灯里のふつふつと湧き上がる苛立ち。





このあたりから真木よう子の凄みが出てきて、菜箸がキッチンの隙間に落ちて取れない…でキッチンの引き出しをたたく、





この菜箸のくだり、坂元裕二のト書きか、並木道子の演出かは分かりませんが、秀逸でしたね…苛立ちをつのらせるにはもってこいでした。




…で、諒が帰ってきて婚姻届を書こうってなったら、まず諒のシャツが違うのに気づき、そのあと火傷も…




何があったか咎めたら諒は正直にしゃべっちゃいました。
(ダメなんですよね、こういう時はごまかしぬかないと…私めにも痛い経験が…)





…で、遂に爆発!
今まで使わなかった方言で洗いざらいしゃべり始めます。





父親の行動を詮索し、嫉妬心と怒りでドロドロなのに、父親の前では平気な顔をしていた母親がイヤで…




諒の行動も詮索しないようにしてたのに…
やっぱり、それは無理で…
今ごろは他の女と…なんて嫉妬の炎を燃やしながら寝てた…




いや~後で戻して計ったら5分以上ありましたが、初見では全然長さを感じさせない演技でした。




婚姻届を破り捨てられ…
外に出た諒。そこへタイミングよく年上女から今から会えないかの電話。




せっかく買った結婚指輪をポイと捨て、行ってしまう諒。あっぱれなダメ男ぶり。面倒くさい女性は嫌いになってしまうんですね、こういう男って。
優しくしてくれる人の所へ行ってしまう…




綾野剛のフワフワした存在感と、人を真剣に愛せない暗さのようなものが印象的なシーンでした。




それにひきかえ、光生と結夏(尾野真千子)はいい感じに仲良くなってますね。





今回の評価は…8


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