これまでつかみどころのなかった諒(綾野剛)がなぜ婚姻届を出さなかったのか?につながる過去の出来事が今回は語られました。
フジテレビ 木曜22時
「最高の離婚」第6話
主演…瑛太
脚本…坂元裕二
演出…加藤裕将
せっかく婚姻届を出す気でいたのに、浮気を認めたために灯里(真木よう子)に爆発され、婚姻届も破られた諒。
タイミング良く電話をかけてきた年上の彼女(遊井亮子)のもとに転がり込むのかと思ったらさにあらず…
職場の大学で寝ているようで…
年上女にガストで過去の大失恋話をします。
好きだった女の子と駆け落ちし、結婚まで考えたのに、その女の子は付き合っていた先生から逃げたかっただけで、好きなことに変わりはなく、駆け落ちするのは誰でも良かった…って酷いお言葉。
多感な高校生の時にジェットコースターのように幸せと失望を味わったその経験は、その後の諒の恋愛観を決定づけてしまったようです。
男って引きずるんですよね。
しかも話を美化しちゃうところもありますし…
私めの友人にもいましたよ。大失恋後は誰とでもよくなって、二股三股当たり前に付き合ってるヤツが。
綾野剛が雰囲気たっぷりに語る様子は、まさに綾野ワールドでした。
わが妻いわく、この人特別美形じゃないのに人気あるの分かる気がする。この前髪がズルいね…
う~ん、なるほど。
今回は光生(瑛太)の面倒くささが全開で、結夏(尾野真千子)と淳之介(窪田正孝)との食事シーンのいちいちつっかかる感じや、
諒と灯里を家に招き入れ話し合いをさせようとして、3人から面倒くさい、うるさいと攻撃を受ける感じが、
瑛太フルパワーの演技で、この4人のシーンを牽引してました。
…で、今回も真木よう子の仏頂面の怒り持続演技がすばらしく、今度浮気したらチンチンを切るという諒に、今切ってよと迫る迫力たるや、息をのむものでした。
まともなことで怒ってもこっちが負けてしまう理不尽さを淡々と話すところも、抑えているだけに怖さがありました。
男が子供だから女は鬼嫁か泣く嫁になるしかない…
耳に痛いセリフでした。
坂元裕二はやはりスゴいセリフを書きますね。
今回の評価は…
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