先日「ラストホープ」で妊婦の患者を好演した坂井真紀が、こちらではガラリと変わって、見事な悪女ぶりを見せてくれました。
NHK 火曜22時
「いつか陽のあたる場所で」第7話
主演…上戸彩、飯島直子
脚本…高橋麻紀、鈴木裕那
演出…渋谷未来
出所してきっとイヤなことばかりで、またやさぐれてしまったんでしょうね。
香江子という女は身を寄せる場所もなく、職にもつかず、相変わらず盗みを繰り返しているようで…
よせばいいのに、香江子が財布をすろうとするのを見かけた綾香はその手をおさえます。
再会した綾香が幸せそうにしているので、人殺しとばらされたくなかったらと、金をせびったり、家に押しかけ風呂に入ったり…
その図々しさ、図太さを坂井真紀が真に迫った演技で見せ、実に憎々しかったです。
改めて坂井真紀の凄さを感じました。
芭子が切々と私たちをそっとしておいて…と頼むので、一旦は他の街に行こうとする香江子でしたが…
以前金をすったセツ（松金よね子）に見つかって騒がれ、警官に捕まってしまい…
やっぱり自分なんか幸せになれない…とやさぐれた香江子は芭子や綾香が許せず、
あんたたちだって人殺しにホスト狂いじゃないか…とバラしてしまいます。
岩瀬（斎藤工）や大家さん夫婦の前で…
ここの泣きながら毒づく坂井真紀もスゴかった！ただのイヤな女ではなく、幸せに飢えていたがゆえのやるせない怒りがにじみ出ている演技でした。
芭子と綾香がどうなってしまうのか、
岩瀬は受け入れてくれるのか？
綾香はパン屋にいられなくなるのか？
大きくまた動き出しそうです。
今回の評価は…
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