とんびに見えるタカだったヤス…「とんび」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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NHKでは前後編で見せたものを10回にも及ぶ長さで見せるのは、




中だるみになったり、内容が薄まったりするのでは…と危惧してましたが、
それは杞憂に終わりました。




最終回まで、しっかりと中身の濃いドラマであり続けました。




TBS 日曜21時
「とんび」最終回



主演…内野聖陽
脚本…森下佳子
演出…平川雄一朗



クズの孫をかばって倒れる荷物の下敷きになったヤス(内野聖陽)は幸い無事でした。




しかし、年を取って何かと危ないので旭(佐藤健)はヤスを東京に呼ぶことに…



ヤスも弱気になったのか割と素直に同意し、地元の仲間に見送られ東京へ。




とはいえ、東京はヤスにはなじめず、
旭が帰って来られる場所があった方が良いからと…帰ってしまいます。




後半は由美(吹石一恵)の連れ子の健介がその後旭との子供ができて、そちらばかり大事にされるとすねて、家出してしまう話。




なんと、この健介、自力でヤスの所へ来てしまいます。(スゴいな、近頃の子は?)




孫には甘いヤスは良くここまで来た…って誉めるのですが、




東京から来た旭は健介をひっばたき、もうこんなことをするなと、優しく健介を抱きしめてあげます。




父親らしくなった旭を頼もしく見守るヤス。




かつて海雲(柄本明)がヤスに言った旭にとっての海になれ…という言葉、




ヤスはそれを守ったし、旭も健介にとっての海になっていくんだろう。




人はヤスをタカを生んだとんびのように言うが、ヤスはスゴい親父で、実はとんびのように見えるタカだったんだ…と言う旭のナレーションが心に響きました。



子供を持つと親のありがたみを改めて知ると言いますからね。




シンプルに親子の愛情を描き続けたこのドラマらしい最終回でした。




今回の評価は…7





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