この渡辺千穂という脚本家は、欲張るだけ欲張って風呂敷を広げる割に、最後は何だったんだと呆れさせることにかけてはスゴいですね、とにかく。
これを許すプロデューサーやディレクターもヒドいですが…
フジテレビ 火曜22時
「サキ」最終回
主演…仲間由紀恵
脚本…渡辺千穂
演出…植田尚
このドラマ、サキが次々に男たちに復讐してはステーキを食べ、ワインを飲むという趣向から決まったのかもしれませんね。
確かに初めのうちは、その趣向を楽しめば良かったんですが、
さすがに回を追って、善良そうな野村(萩原聖人)が死んだあたりから、
なんでサキは復讐してるのかが気になり出したんですね。
なぜ復讐されるか分からないと、見ていてモヤモヤするだけで、その点須藤家はサキの母親が搬送されるはずなのを大したことない息子のケガくらいで横入りしたという理由が分かって、そりゃ復讐されても仕方ないと思ったんですが…
散々最終回まで引っ張ったあげくに、明かされた他の人たちの所業は…
サキの母親を運ぶ救急車の行く手で、
中川(姜暢雄)は邪魔したおばあさんにからんだだけ…
本田(岡田義徳)は自転車で走りながらヘッドホンしていてサイレンが聞こえず(聞こえるでしょう…)妨害しただけ…
野村は妹の結婚式に遅れる電話をかけるため車を停めていて妨害しただけ…
なんでもっと広い道を通らなかったのか、そっちが不思議なくらい、その程度で恨まれても…っていうレベル。
悪気はないわけですからね、特に野村とかは…
しかし、有名な中川や背中に社名があった本田はまだしも、野村が何者かはなぜ分かったんですかね。
中川や野村は死んだのに、須藤親子は無事っていうのも割り切れないものがありますしね。
更にひどいのは隼人(三浦翔平)への恨み…
なんだ、それ?でしたね。脱力…
とにかく呆れた最終回でした。
最後に「美しい隣人」につながったところで…だから?っていう感じ。
とにかく須藤家への復讐にしぼって、じっくりと見せて欲しかったです。
今回の評価は…
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