航空自衛隊ってこんなに軟らかいのか?
それが一番驚きのドラマでした。
TBS 日曜21時
「空飛ぶ広報室」第1話
主演…新垣結衣
脚本…野木亜紀子
演出…土井裕泰
予想通りというか、予想以上に出だしは新垣結衣演じる稲葉リカは鼻持ちならない感じの女性でした。
テレビ局の報道にはああいう女性っているんですよね、実際。プライドが高くて報道至上主義みたいな人が…。
こんな調子でずっと続いたらイヤだなと思ってたら、ラスト近く空井(綾野剛)に「あなたのために生きます!」
と言われてドギマギしちゃうあたりが可愛らしかったのでホッとしました。
新垣結衣が嫌われキャラな分、綾野剛は得した感じで、夢だったブルーインパルスに乗れなかった無念さに泣くシーンなどは、女性視聴者のハートをとらえたのではないでしょうか?
パイロット時代の凛とした感じや、夢やぶれて腑抜けな感じ、パイロットを悪く言われ激怒する感じ、いろんな綾野剛をお楽しみいただけます…って風でしたね。
あと、このところシリアスな役が多くて軽い感じの役をやってない柴田恭兵が、口八丁手八丁の広報室長を楽しげに演じているのが印象的でした。
そうだな、柴田恭兵って若い頃は軽い役やってたもんな…と懐かしくさえ思えました。最近の彼しか知らない人にはちょっとイタく見えたかもしれませんが…
ただ、ふざけているわけではなく、懐の深さもにじませるあたりは年の功だなと感心しました。
ドラマに協力するかわりに、航空自衛隊とセリフで言わせることは譲らないあたりがやけに面白かったです。
航空自衛隊にとっては何よりのPR番組ですね。
今回の評価は…
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