高校生ともなると手口も狡猾で、いじめが表面化しないようにやってるんですね…
簡単には解決できない難しさを、このドラマでは教えてくれています。
日本テレビ 土曜21時
「35歳の高校生」第2話
主演…米倉涼子
脚本…山浦雅大
演出…佐久間紀佳
今回はイケてる女子グループに加わっていたくて、パシりをさせられたり、金を払わされたりしている山下愛（水野絵梨奈）がメインの話。
目安箱には「たすけて」と書いて入れたくせに、いじめが表面化することを恐れ…
詮索する馬塲（米倉涼子）にも自分はいじめられてるんじゃない、いじられてあげてるんだ…と主張。
いじめを認めようとしません。
今の高校生って複雑だね…と馬塲が嘆く通り、おそらく小学校からそういうことを繰り返してきたであろういじめる側は、かなり高等な手段でいじめとバレないようにやってるんです。
意外にも馬塲は、いじめグループを暴くより、愛にいじめの存在を認めさせ、塾経営者で何かと怒鳴りこんでくる愛の父親を、あなたも愛をいじめている１人だと糾弾します。
作り笑顔でハデなメイクをしていた愛はメイクをやめて、イケてるグループ
から離れることにし、馬場と屋上で昼食を食べることに…
前回に続きまた1人、馬場の友達が増えたわけです。
今回も決してスカッとする終わり方ではなく、愛を階段で突き落した何者かがいた…という含みのある終わり方でした。
いじめグループ以外にも、表面では分からないダークな存在がいるようです。
「火サス」が今の高校生には通じない…というジェネレーションギャップネタがありましたが、そのへんの笑いの要素を盛り込んで欲しいですね。
あと事なかれ主義の小泉（溝端淳平）との喫煙所トークもうまく売り物にしてもらいたい…
テーマがとかくシリアス方向へ行って、息苦しくなりがちですからね。
今回の評価は…
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