プロレス的なカタルシス…「半沢直樹」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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先週も選挙特番をやらずにこっちをやってくれたら良かったのに…という声も私めの周囲では聞かれたこのドラマ。




1週あけての今回、たっぷり楽しむことが皆さんできたのではないでしょうか?




TBS 日曜21時
「半沢直樹」第3話


主演…堺雅人
脚本…八津弘幸
演出…福澤克雄



もはや、これはかつて胸おどらせて見た頃のプロレスですね。




悪役レスラーにアントニオ猪木が散々にいためつけられ、もうダメかというところで、逆襲を開始。鮮やかに決め技をきめて勝つ…というあの王道パターンです。




(ウルトラマンとかもそうでしたが…)




…で、今回の場合、半沢(堺雅人)を襲うのは抜き打ち的な裁量臨店ってやつ。




本社の融資部の連中が検査役として支店に乗り込んできて、リストアップした融資先について、融資が正しいか監査するというもの。



これ自体、浅野支店長(石丸幹二)が半沢を陥れる目的で本社に働きかけたもので、




意地の悪いことに半沢には直前まで知らせず、あれ?言っといたろう…ととぼける始末。




この浅野支店長の面の皮の厚さもさることながら、プロレス同様いかに悪役が憎々しいかが大事なところで、





第1話で半沢にやりこめれた小木曽次長(緋田康人)が仕返しとばかりに乗り込んでくるだけで、こりゃあ面白くなるぞと…




しかも検査役の灰田(加藤虎ノ介)というのも見るからにいけすかないヤツで…




書類の不備をついて高圧的に攻め込んできます。




1日目も2日目も、度重なる不備でほぼやられっぱなし…
どうもおかしいと気づいた半沢チームは…さすがに最終日は策をこうじて…




小木曽が書類を抜き取るのを目撃しながら、脅され黙っていた中西(中島裕翔)の勇気ふるっての行動と、




同席していた半沢の同期渡真利(及川光博)の機転で、




小木曽、灰田コンビをやりこめることに成功します。



緋田康人の劇画的ともいえる表情の変化をたっぷりと楽しむことができました。



とばっちりで風俗情報誌を見つかった
灰田もミジメでいい気味でしたが…(笑)




とはいえ、黒幕の浅野は今回も我関せずと逃げ切ったわけで、浅野をこらしめるのはまだ先。




竹下(赤井英和)の張り込みで東田(宇梶剛士)と浅野がつるんでいるのは判明しましたけどね。



今回は裁量臨店と並行して、東田の居場所を知る小村(逢坂じゅん)という老人から居場所を教えてもらうエピソードも描かれました。




若い方はご存知ないでしょうが、レッツゴー三匹のじゅんさんが年を取ったのに驚きました。
その演技のうまさにも…




今回の評価は…7






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