息詰まる隠蔽工作…「七つの会議」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ピ~ンと張り詰めた空気がほぼ全編にわたっていて、CMもないのでじ~っと見ていると肩がこります、このドラマ。




でも、面白い。
視聴率7%というのがもったいないです?




NHK 土曜21時
「七つの会議」第3話


主演…東山紀之
脚本…宮村優子
演出…新田真三




「半沢直樹」の方は裁量臨店で融資に関する監査を受け、いわれのない難癖をつけられ、その罠を見破って逆襲し、溜飲を下げる展開でしたが…




同じ監査が入るでも、こちらのドラマは、強度不足のネジを作って納めてしまったことを親会社にバレないよう隠蔽するという犯罪行為。




社長(長塚京三)から全力で隠蔽し、切り抜けろ…と命じられた原島(東山紀之)は




罪の意識に苛まれながらも、社員や下請け業者の生活を守るために、重要資料を隠し、帳簿のデータを改竄し、




工場にあるネジも新たに作り直しているものとすりかえます。





何とか切り抜けたと思ったら、不正を発覚させたい八角(吉田鋼太郎)が、資料の隠し場所をそれとなく監査メンバーに教え、あわやバレるかというピンチになります。




しかし、原島の機転で、資料は別場所に隠し直してあり大丈夫でした。





関係なさそうに見えたドーナツ販売のエピソードが、まさかここでからんでくるとは思いもよりませんでした。





何とかしなければ…と思いながら、方向性が対立する原島と八角。
八角に怒りをぶちまけるシーンは東山紀之が珍しく激昂する演技を見せました。




東山紀之という人は不器用だからこそ真面目に努力を重ねるタイプだと私めは思っているので、




そんな東山自身とも重なる原島の切迫感、一途さが悪い行為なのに胸を打ちました。




対する吉田鋼太郎も「カラマーゾフの兄弟」の父親役の時とは真逆の静なる演技で、過去に罪を犯した重みに苛まれている苦さを醸し出していて見事です。





今回の評価は…7


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