今回はこのドラマで初めて素直な気持ちで最後まで見ることができました。
元一(織田裕二)と光太(田中奏生)のバスの別れのシーンにはつい涙ぐんでしまったほどに…。
フジテレビ 木曜22時
「Oh,My Dad!」第8話
主演…織田裕二
脚本…安達奈緒子
演出…葉山裕記
紗世子(鈴木杏樹)に引き取られることになった光太と、元一は最後の日を会社を休んで、ピクニックに行き水入らずで過ごそうとするのですが…
岸田(八嶋智人)に呼び出され急遽会社に出ることに…
元一が提出したプランが採用になり、金属部門の部長(大友康平)にプレゼンすることになったのです。
仕方なく、光太には会社を見せてあげると言いくるめて職場に連れて行き…
オフィスの一角にいさせることに…。
あ~また光太が面倒を起こして、仕事に支障をきたすパターンだなと勘ぐっていたら、さにあらず、
今回は割といい子にしていて、元一のプレゼンは部長の心を捉えることができました。
親子ともに成長したってわけで、仕事が終わって岸田と早坂(長谷川京子)がピクニックに行けなかったお詫びにご馳走を買ってきても、
ついパクついた後に、光太は元一の作ったおにぎりも食べるという気のつかいようを見せました。
職場にその晩はごろ寝して翌朝、迎えに来た紗世子の姿を見るや、元一とつないでいた手をほどいて紗世子のもとに走り寄り抱きつく光太。
その姿を見る元一の複雑な表情が良かったですね。あ~やっぱり母親の方が良いんだな…という…
しかし、その後、元一も近づいたら、光太は2人の間で両方と手をつないで、3人でいられないのかとアピールするんです。
その姿にはグッときましたね。この子役の田中くん、やはり演技うまい子なんだなと今回改めて認識しました。
昼休みを使って光太が乗るバスを見送りに行く元一。
光太なら大丈夫だ、新しい保育園に行っても、新しい場所でもちゃんとやっていける…とただただ勇気づける元一。
こういう演技の織田裕二はいいんですね。
走り出すバスの中から、必死に光太が叫ぶのが何て言ってるのかわからなくても、分かったとOKの輪を手で作って明るく見送ろうとする姿。
「何て言ってたんだよ…?」と見送ったあと情けなくつぶやく表情。
夜、大丈夫だとしか言ってやれなかったと流す涙。
織田裕二らしさがいい形で出ていました。
バスの中で、待ってるから会いに来て…と叫ぶ光太の健気さにホロリとさせられました。
ラストは3人でまた住むことになればいいんですがね…
今回の評価は…
Android携帯からの投稿