今回も元少年鑑別所の法務技官という夏目刑事(椎名桔平)の経歴が生かされた話でした。
TBS 月曜21時
「刑事のまなざし」第5話
主演…椎名桔平
脚本…谷口純一郎
演出…鈴木浩介
最近ドラマで虐待ネタって多いですね。
社会的にそれだけ根深くあるってことなんでしょうが…
両親を亡くし叔父に育てられた姉弟は虐待を受け、姉(星野真里)はあやまって叔父を殺してしまい…
その時、子供を身ごもっていた姉に代わり、まだ中学生だった弟(太賀)が罪をかぶったのでした。
その8年後、姉弟が住むアパートの大家が何者かに殺され、殺人を犯したことのある弟に疑いがかかります。
実はこれも姉が自分の娘の親友である大家の娘が虐待を受けていることを知り、注意を促し争った時にうっかり殺してしまったのでした。
弟が鑑別所にいた時担当した夏目は、無実を信じて捜査を始め、姉の犯行をつきとめます。
今回も、元殺人犯だからと仕事の見つからない弟は姉の罪をかぶろうとするのですが、姉が自白し、姉の娘を託されます。
俺がやったんだと言い張る弟を、夏目が穏やかに諭し、力強く励ますシーンには泣かされました。
弟伸一役を演じた太賀は、中野「チョロ」英雄の息子さんで、私めは「コード・ブルー2」にゲスト出演した時から注目している若手の有望株です。
今回も見応えのある演技を見せてくれました。
ただ今回惜しむらくは、脚本がこれまでの岩下悠子や大石哲也でなかったために、心に刺さるセリフが少なかったり、姉の言動に疑問点があったり、いささか難点はありました。
刑事ドラマ好きの方には、早い段階で姉が怪しいとわかって、物足りないという方もいるかとは思いますが、
私めは逆に謎解きだけの刑事ドラマは好かないので、気にはならないんですが…
今回の評価は…
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