黒河内の上をいく沢渡…「クロコーチ」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は周到に行動し、沢渡(渡部篤郎)の抱える謎に迫ろうとする黒河内(長瀬智也)の手の内を読んで、更に上をいく沢渡の凄みを見せつけた回となりました。






TBS 金曜22時
「クロコーチ」第5話


主演…長瀬智也
脚本…いずみ吉紘
演出…渡瀬暁彦




一見、これまで黒河内が探ろうとしていた沢渡や3億円事件とは無縁の話のように見えて…




からんだ糸をほぐすようにしていくとつながっているとわかるしくみが、実に鮮やかでした。




10年前に5000万を強奪した罪で刑務所に入っていた高宮(須田邦裕)が出所。




折しも10年前にアタッシュケースで殴られて殺された白骨死体と空のケースが見つかり、



高宮が疑われるも、実は今やIT長者の
綾川(加藤虎ノ介)と高宮は養護施設仲間で、




綾川の娼婦レイブ癖をネタにゆすっていた男を綾川が殺害、高宮はゆすられている綾川のために5000万を奪って渡したのでした。



綾川は脅迫男には渡さず、その金を粉飾決算をもみ消してもらうため、担当検事の越後(板尾創路)に渡しました。



その事実をつきとめ、黒河内は沢渡の聴取を行う越後に桜吹雪会について聞き出すように、さもないと5000万の件をバラす…と脅します。




しかし、沢渡は黒河内よりうわてで、
越後に自分の方から桜吹雪会について明かし、これを知った以上、自分に味方しないと5000万の件もバラすと逆に脅されます。




沢渡が明かした3億円事件のこと、桜吹雪会のこと、ホントだったらコワい話で…




戦後の未解決事件はどれも警察がうやむやにした…っていうのもありえるな~と納得。




実行犯で警察幹部の息子だったらしき青年(小出恵介)は自殺するよう迫られていましたが、どうなったのか気になりました。




依然として怪物的な渡部篤郎の沢渡の存在感が、作品を魅力的なものにしています。




善人づらして、沢渡同様に桜吹雪会らしき森本レオの飄々とした演技も秀逸です。




視聴率が下がっているのが惜しい…
内容が渋すぎるし、女性に受け入れられにくいんですかね。




今回の評価は…4


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