ダンダ化した南三条の挫折…「ダンダリン」第7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回やっと痛快な終わり方をしてくれたので、今回もてっきり憎々しい雇い主を懲らしめてくれるのかと思ったら…さにあらずで…




まぁ、それはそれで見応えはありましたが…




日本テレビ 水曜22時
「ダンダリン~労働基準監督官~」第7話


主演…竹内結子
脚本…秦建日子
演出…松永洋一




今回なぜ見応えがあったかというと、段田(竹内結子)と行動を共にしてきた南三条(松坂桃李)が、知らぬ間に段田に影響され、




行動がダンダ化してきて、自分の父親の死ともからんで、ある工員の死を労災とするべく思い切った行動に出てつまずく…という過程が丁寧に描かれたことにあります。




自分の信念で署長(佐野史郎)に逆らってまで行政解剖したのに空振りという残酷な結果。




遺族を傷つけたにすぎなかった苦い結末は、挫折というものへの免疫がないであろう南三条を打ちのめしたのでした。




つい、あなたのせいだと段田を涙ながらに責めてしまう南三条…





今回は松坂桃李が見直すくらいいい演技を見せてくれ、触発されてか竹内結子もこれまでで一番良かったくらいです。




ラストの署長を睨みつけてのセリフなど、段田の信念がこもった感動的な言葉でした。




やはり、このドラマのスタッフは現実は単純な勧善懲悪ではすまない…という方向性で作りたいってことなんでしょうね。




ある意味今回はそこが潔く振り切っていたので、悪くはなかったです。





今回の評価は…4

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