今回は持ち込まれた本に「ほったこんはひとごろし」と書かれていた事件と、勘一じいちゃん(平泉成)の代わりに関西の古書店主の集まりに行かされた青(亀梨和也)とすずみ(多部未華子)が起こす一騒動の2本立てでした。
日本テレビ 土曜21時
「東京バンドワゴン~下町大家族物語~」第6話
主演…亀梨和也
脚本…大森美香
演出…菅原伸太郎
まぁ結論から言うと、2本立てで欲張らなくても青とすずみの方にしぼっても良かったように思いました。
紺(金子ノブアキ)のことを好きだった同級生のエピソードは、いつもの我南人(玉置浩二)の歌オチで新鮮味が無かったせいもありますが…
青とすずみが出た関西古書店主の集まりで、西のボス(篠井英介)から二人はどれほどのものか試されます。
いわくありげな年代物の古書の目利きをし、値をつけてみろ…と言うのです。
ボスの孫は280万という高額をつけますが、すずみはニセ物と見抜き16万しかつけません。
どこに目をつけてるのかと一同に嘲笑されると、すずみの態度が急変。
べらんめぇ調で啖呵をきります。
多部未華子の啖呵は、彼女のまさに得意芸で「浪花少年探偵団」でも、啖呵とはちょっと違いますが「大奥」でも見せてくれましたよね。
凛として響くその声は多部未華子ならではのもの。今回の役はソフトな役なのでまさか出るとは思ってなかっただけに…
キタ~~~~ッて感じでした。
続いて青もその場をおさめるための男気と古本屋たるものの幼い頃から抱いていたあるべき姿を語り、
遂に西のボスも一同も、お見それしましたと謝り、偽物で試したことを詫び
るのでした。
すべては青とすずみに将来店を継いで欲しい勘一じいちゃんの思惑通りだったわけですがね。
篠井英介の京都のイヤミな古書店主ぶりがはまり役で、見ごたえあるシーンになりました。
今回の評価は…
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