きれいごとで終わるしかないか…「ダンダリン」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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まぁ、初回にもしつこく中盤にも見せた段田(竹内結子)の同僚たちによる喪服での部屋の片付けは、段田が死んだことによるものではないと分かってましたけどね…




それにしてもこのドラマって、思わせぶりしといて肩すかしってパターンが多くて最後までそうでしたね。




日本テレビ 水曜22時
「ダンダリン~労働基準監督官~」最終回


主演…竹内結子
脚本…秦建日子
演出…佐藤東弥




前回あそこまで憎悪みなぎる御子柴(柄本明)と黒キャラ全開の胡桃沢(風間俊介)を見せたんだから期待もしますよね。





ところが、南三条(松坂桃李)をはめた美月(石橋杏奈)は父親(布施博)が倒産した御子柴の会社に勤めていたので段田を恨みに思って御子柴に加担したのに、




父親が今が幸せと言ったらあっさり寝返り、胡桃沢も相葉(賀来千香子)に叱られあっさり改心!





御子柴の新会社の株主のところを回って社長解任を決めてきたのです。




御子柴は最後まで悪態ついてましたが、胡桃沢のあっさり改心にはホントがっかり…



相葉も黒キャラになったら面白いのに…と思いましたが、最後まで普通に良い人でした。賀来千香子だからちょっと期待してたんですがね。





…というわけで、監督官は働く人を守り、社労士は会社を守る…みたいなきれいな話でまとまってしまい、




う~ん、なんだかな~でしたね。




今回の評価は…3




総評としては、せっかくブラック企業という現代的な悪をテーマにすえながら、




それをうまく料理しきれなかったという印象。
コミカルとシリアスの兼ね合いのブレ、
勧善懲悪で単純には終われないもどかしさ、
など、作り手にも前半迷いが感じられ、後半はすっきりしてきたのに、前半の迷走や混沌が惜しまれました。



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