前回は前編として話の途中で終わってしまい、物足りなさを感じる回でしたが…
今回はその不満をすべて解消してくれる「医龍4」らしさたっぷりの回でも
ありました。
フジテレビ 木曜22時
「医龍4」第3話
主演…坂口憲二
脚本…ひかわかよ
演出…水田成英
ペパミンっていうのを手術しようとしている少女の場合
使えないことがわかり、そうなると人工心肺を使えないため、
手術は不可能というピンチに陥ったチーム・ドラゴン。
そこへ桜井院長(平幹二朗)が現れ、日本では使用不可だが
米軍基地にはあるヒルジンを使え…とナイスアドバイス。
しかも、基地の知人に連絡までしてくれてヒルジンは届くことに…。
岡村(高橋克典)に阻止されるかと思いきや、L&Pは医療特区だから
大丈夫とまさかの後押し。
さぁそこからが手術シーンで、患者の体力的に60分以内の3つの
手術をしなければならない…という超シビアな条件でスタート。
初回の記事でも書きましたが、このドラマの手術シーンの醍醐味は
執刀医の朝田(坂口憲二)だけがスゴいわけではなく、
第1助手、第2助手、麻酔医、器械出しの看護師すべてが卓越した
技術で執刀医を支えてこそのチームワークであることを見せてくれることで、
そのプロフェッショナルさに打たれるわけです。
しかし、今回は更にもう一つ病巣が見つかり、やらないといけないことが
1つ増えてしまったために、最後までたどりつけず、一命はとりとめても
不完全のまま終えなければならないことになります。
しかし、そこに岡村と藤吉(佐々木蔵之介)の話し合いによって、藤吉が
開発してきてまだ未認可の心筋シートが手術室に持ち込まれ、それを
使って無事最後まで…という展開に。
少女を救うために藤吉は野口(岸部一徳)と岡村の思惑通り、L&Pの一員に
取り込まれることになります。
こうして、野口たちは海外進出のためにチーム・ドラゴンの切り崩しを
もくろんでいるようなのです。
ただ、岡村も野口も悪そうな顔してたくらんでいるようですが、
やっていることは私利私欲ではなく医療のためでもあり…
協力してもいいのでは?と思えてしまうところが今シリーズの弱いところでは
あります。
もっと明確にワルいやつならいいんですけどね。
今回見ていて桜井の方が過去に悪いことをしていたのでは?
って気にもなってしまったし…
とはいえ、手術シーンは堪能しました。
今回の評価は…