漫画チックすぎるきらいはあるが…「夜のせんせい」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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主人公の観月ありさの芸風にあわせてなのかもしれませんが、

漫画チックに大げさにコミカルする部分が多くて、

そこにどうしても抵抗を感じてしまう回でした。





TBS 金曜22時

「夜のせんせい」第5話



主演…観月ありさ

脚本…林宏司

演出…山室大輔





今回は性同一性障害をカミングアウトし、

女装して定時制の教室に戻ってきた仙波(大杉漣)と、

かつて生き別れた息子との話。





息子とサッカーをやったのがいい思い出の仙波は、

桜(観月ありさ)が昼間部とのフットサル大会に誘っても、

息子と別れた時に二度とボールを蹴らないと誓っているから…と

断られます。




そのため、桜は仙波に指導をしてもらい、

補欠の外内(笹野高史)や真理(堀内敬子)、上武(田中圭)らに

仙波の息子を探させます。





試合はあまりに漫画チックであまり笑えませんでしたが、

定時制の4年1組をつぶすといたずら書きをしていたのは

前回、定時制を目の敵にしていた翔太(葉山奨之)で、

それが仙波の息子だと分かってからのシリアスな再会シーン、

そしてそれに続く息子の手紙には泣けました。





仙波は自分の息子ではないと言い、

翔太も知らない人だとつっぱねます。





相手を気づかうがゆえの嘘…

大杉漣の複雑な表情も良かったし、

葉山奨之もいい表情を見せました。






真理が持ってきた息子が引っ越したあと

かつて住んでいた家の近所の人に、

父親のことを分かったら教えて…と

何度も送り続けていた手紙はグッときました。





人が良くてだまされた挙句死んだ父親を軽蔑していて

それを反面教師に生きてきた上武も心動かされたようでした。






自分らしく生きる仙波の姿に役者の道を挫折したらしいホストの山田(高橋一生)も

感化されたようですし、生徒同士が影響を与えあっていくのが、

面白さを増してきた要因だと思います。






それにしても外内は警察を動かす力をいまだに持っている…って

ホント何者なんでしょう?






今回の評価は…4