クラスメートたちからの言葉…「夜のせんせい」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回はかつて歌舞伎町の№1ホストだったが

今は落ち目の山田(高橋一生)と、

実業家の夫を持ち不自由のない暮らしだが

心が乾いている主婦の真理(堀内敬子)との話でした。







山田と親しくなり店にも通ってツケで真理が高いシャンパンを開けさせ、

山田にたかられているらしいと知って…

桜(観月ありさ)やクラスメートたちがそれを止めさせようと






それぞれのキャラクターに合った忠告をするのが良かったです。

既にフィーチャーされた人たちは無論のこと

中でも良かったのが…






TBS 金曜22時

「夜のせんせい」第6話



主演…観月ありさ

脚本…林宏司

演出…山室大輔






「最後からの二番目の恋」でキャバクラ好きの一条さんを演じていた

織本順吉。現在87歳!の大ベテランですが、その織本演じる高倉老人が、

山田にかける言葉が心にしみましたね。






二言目には誰からも尊敬される人間になりたいと言うが、

てめえはてめえのことを尊敬できるのか?




そうですよね。自分のこと尊敬できるだけのプライドがなければ

他人から尊敬されようもない…





高倉さんは長いこと町工場でコツコツと金型を作り続けてきた

職人さんだったのです。

お守り袋に今も会心の出来だった小さな金型を入れて

今も大事そうに持っている高倉さんはおのれの仕事にプライドを

持っていたんですね。






そんな高倉さんの言葉だけに、

いろんな人が山田に忠告をしてくれましたが

中でもその言葉が響いたらしく、





土壇場で真理から登記簿をまきあげることをやめ、

一発逆転の誕生日を台無しにしてしまうのでした。






騙されていると分かっていながら、

その嘘にわざとつきあってきた真理の笑い泣きが

切なかったですね。






高橋一生も堀内敬子も実力にかなった

いい演技を見せてくれました。






山田の店に場違いながら高倉が現れ、

努力なんかほとんど報われるもんじゃない…

と言う言葉も重く響きました。






大人の生徒同士だからこその距離感やいたわりが

今回はよくできていたと思います。






それにしても2000万もの借金を帳消しにした

外内さん(笹野高史)恐るべし!





今回の評価は…4