みんな本音を言い合えて…「僕のいた時間」第8話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は、拓人(三浦春馬)、恵(多部未華子)、陸人(野村周平)、

佐和子(原田美枝子)が皆、胸に秘めていたものを吐き出して、

それぞれに前に進め、向き合えるようになった回でした。






フジテレビ 水曜22時

「僕のいた時間」第8話



主演…三浦春馬

脚本…橋部敦子

演出…八十島美也子






前回、もう会わないことにしようと決めたはずなのに…

恵は繁之(斎藤工)との同居をせず、

婚約指輪も返し、別れを切り出します。





そんな恵を呼び出し、拓人は繁之と同居しない恵の真意を聞こうとします。

すると恵はなぜ病気のことを言ってくれなかったのか?

知っていたら別れたりはしなかった…私は拓人のそばにいたいと訴えます。






しかし、その日会社のトイレで車椅子から転げ落ち、漏らしてしまった拓人は、

自分は生きることで精一杯で、何もしてあげられない…

そんな自分のそばにいたいなんてきれいごとだとはねつけます。






すると恵は一歩も譲らず、

周りを気にして我慢している拓人の方こそきれいごとで、

そうやって自分の気持ちに偽って生きていて、

「今を生きている」と言えるの?と拓人の痛いところを突きます。





痛いところを突かれて出て行けと怒る拓人。

しかし、あとで自分が恵を抱きしめたいと

手帳にも記したことを思い返し、






寒い中、恵を待ち…

あの日自分は漏らしてしまったこと、そんな自分でもいい?と聞きます。

それでも「拓人でいい」と言う恵に、

「メグ、俺の隣りにいてください」と素直に言うことができます。





言い争うシーンも和解シーンも

三浦、多部共に良くて心に残るシーンとなりました。





この先つらく悲しい日々と別れが待っていると分かっているだけに

なんとも切なく悲しく、二人に降る淡雪のようにはかないものでした。






一方、母親と息子たちの関係も、ようやくお互いの言いたいことを

言い合えて、しこりが取れたようです。





陸人は唐揚げが好きと母親は思い込んでいたけど、

ホントに好きなのは拓人の方だったという皮肉。





恵が家に来た時にさりげなくジュースを買いに行き

二人きりにする陸人の成長ぶりが微笑ましかったです。





こういう細かいところの変化を丁寧にすくいとっている

見事な脚本だと思います。






今回の評価は…4