見る人が少ないもったいなさ…「夜のせんせい」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマを少なくともリアルタイムでは、わずか5%の人しか見てないというのはもったいないな~というのが実感。






もっと早い時期に今回のような回があれば…とも思ってしまいました。






TBS 金曜22時
「夜のせんせい」第7話



主演…観月ありさ
脚本…林宏司
演出…生野慈朗





今回はこれまでもチラチラと出てはいた玲(山本舞香)と父親(三宅弘城)の話をじっくり解決に向けて見せ、
そこに外内(笹野高史)をからませてきました。






このドラマは生徒個々のキャラクターが分かってからは、うまく組み合わせて、お互いを助け合うしくみになっていて、
今回もそれがうまくいっていました。






玲の父親はアルコール依存症で、本来優しい人なのに、暴れ回るので、母は家出、弟は養護施設に…






で、玲は父親を見捨てることができず、建築士になりたい夢をあきらめて、世話を続けるつもりでした。






しかし、そんな玲を救ってあげたいと、外内は何かできることはないかと聞きますが、
ヤケになっている玲はつっぱねます。







ずっと気になっていた外内の正体は一代でスーパーの大チェーンを築き上げた資産家でした。






競合相手を汚い手を使っても買収した外内は仕事人間で家庭をかえりみなかったツケが今になって我が身にふりかかり、






もう5年も家族と音信不通らしく、子供に親らしいことをできなかった悔いから、定時制のクラスメートたちを陰ながら手助けしているのでした。







外内や桜(観月ありさ)たちの話を聞き入れ、最後には父親を病院に入れ、建築の専門学校に受験しました。







並行して、失恋した真理(堀内敬子)を慰めようと他の男性生徒と見合いをさせますが、
ダメなたびにショックで大量のお菓子を作ってきてしまい、それをみんなが食べてあげる…というのが描かれ、







それがラストに玲と父親の思い出のドーナツになり、ドーナツを見て玲がたまらず号泣する…というふうにつながる脚本は見事でした。






笹野高史が外内の人生を感じさせる深みのある演技を見せれば、






山本舞香も芯の強いしっかりした演技で応じ、見ごたえのある回となりました。







観月ありさの桜も、抑えた演技に終始し、このぐらいなら見やすかったのに、と序盤のはじけすぎが悔やまれます。







今回の評価は…4







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