犯罪者を憎む気持ちは同じ…「隠蔽捜査」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

いや~とかく変人扱いされる竜崎(杉本哲太)の信念が見事に貫かれ、それが良い形で解決に結びつく解決編でした。





TBS 月曜20時
「隠蔽捜査」第9話


主演…杉本哲太、古田新太
脚本…嶋田うれ葉
演出…酒井聖博





警察組織だけでなく、そこに厚労省の麻薬取締部や外務省官僚もからみ、ややこしいことになっている今回の事件。






コロンビアマフィアとつながっている暴力団の1人が、元外務省官僚のひき逃げ犯とにらんだ竜崎らは、高飛びする前に逮捕しようと躍起になりますが…






麻薬取締部の矢島(升毅)は泳がせたいから逮捕するなと文句を言いに来るし…






自分の指示で外務省官僚に危険な麻薬マフィアへのおとり調査をやらせた上條(生瀬勝久)はその過去を隠蔽するため、逮捕しないよう圧力をかけてくるし…





しかし、そんな矢島や上條にあくまで信念で抵抗し、






盟友の伊丹(古田新太)や部下たちに助けられつつ、外務省の内山(堀部圭亮)から機密データを提供してもらい、






矢島にはこちらの信念を理解させ、上條は監察官に旧悪を知らせ降格させるのでした。






手練れの役者たちが演技の火花を散らせ、非常に見ごたえがありました。






鼻持ちならない出世主義の上條が遂に追い込まれていく過程は、「半沢直樹」の大和田常務にも匹敵し、痛快な展開でした。







犯罪者を憎む気持ちに省庁は関係ないという信念、たとえ地位は追われてもどこの部署でもできることはある…という経験からくる確信。
竜崎の考え方が心に響きました。





視聴率が低いのが残念でなりません。
もったいないドラマです。







今回の評価は…4







Android携帯からの投稿