第10話と最終回をまとめて記事にします。
あたりさわりのない割と平凡な終わり方をした最終回より、
紗絵子(石原さとみ)と薫子(水川あさみ)のからみが多く、そこがやけに面白かった第10話の方が断然良かったです。
フジテレビ 月曜21時
「失恋ショコラティエ」第10話 最終回
主演…松本潤
脚本…越川美埜子
演出…宮木正悟(♯10)松山博昭(最終回)
あんなに紗絵子を嫌っていたのに、関谷(加藤シゲアキ)からきた4文字メールにどう対応したらいいかを相談してしまう薫子。
すると、まつり(有村架純)の時と同様に、ズバズバと的確なアドバイスを与え、紗絵子を師とあおぐほどに傾倒してしまいます。
この紗絵子と薫子のやりとり。薫子の心の声ナレーションがやけに面白くて、たっぷり楽しむことができました。
関谷と食事をし、相変わらず爽太(松本潤)の話ばかりしてしまうのも微笑ましかったし、
店を手伝うことになった紗絵子の制服姿に見惚れて、自分とどこが違うのか考えてしまうのも笑えたし、
紗絵子を連れ戻しにきた紗絵子の夫(眞島秀和)を追い返す男前っぷりと、
三度目だからいいでしょう?と部屋に誘われオタオタし、ギリギリで逃げ出し、ハデに転ぶダメぶりとのギャップもたまりませんでした。
最終回で自然に爽太に思いを告げ、ちょっとだけ自分が好きになった…と言う薫子にはホント良かったなと思いました。
爽太以外にいい男が見つかるといいんですがね。
薫子を中心にこのドラマを見てきた私めには、妄想がわかなくなりチョコが作れなくなった爽太の悩みも、
妊娠という現実を受け入れ、もう逃避するのをやめ、しれっと夫のもとへ戻る紗絵子のしたたかさも、
どうってことはなくて、まあいいんじゃないのって感じでした。
勘違いしてた六道(佐藤隆太)が事実を知ってとっちらかる様は笑えましたね。
佐藤隆太のオネェ演技はなかなかの新境地でした。
第10話の評価は…
最終回の評価は…
総評としては、ただの純愛ではない皮肉さやドロっとしたところがあり、
なかなかユニークで面白いなとは思ってましたが、
ダラダラした展開に飽きがきたのもまた事実でした。
そんな中で見るモチベーションとして存在感が高まったのが、強がりで女子力に欠ける薫子で、
薫子の変化や心の声が楽しみになりました。水川あさみのあたり役だったと思います。
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