前向きな終わり方に安堵…「僕のいた時間」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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どんな終わり方をするのか?
今クールのドラマで一番気になったのはこのドラマです。





結論から先に言うと、ベタベタしたお涙ちょうだいにならず、あくまで前向きに生きる拓人(三浦春馬)の姿勢を最後まで貫いてくれてホッとしたし、深く心にしみました。







フジテレビ 水曜22時
「僕のいた時間」最終回



主演…三浦春馬
脚本…橋部敦子
演出…葉山裕記





人工呼吸器をつけてまで生きることが、ホントに生きることといえるのか?






そこに抵抗感を持つ拓人は、つける決断ができず保留のまま、まわりは気をもんでいます。






そんな中、拓人が勉強を教えていた隣の女の子が、自分が通う中学で拓人に講演会をやって欲しいという話を持ちかけます。






伝えることをちゃんと伝えたいという思いから、それに応じ講演する拓人。





長い1人ゼリフのシーンで、拓人は自らの境遇の変化、それに伴う考え方の変化、生きることへの向き合い…






そして、初めて人工呼吸器をつけて生きていく覚悟も表明するのです。







淡々と話していく三浦春馬の演技は、この役を自ら望み、心血注いで演じてきた彼の集大成ともいえるもので…






泣かせようとか、感動させようとかいう欲が全く感じられないナチュラルさ、拓人という人物になりきったピュアなもので、






一語一語が深く心に響きました。






僕のいた時間がこれからの自分の支えになるという言葉どおり、








家族や仲間、そしていつも隣りにいる恵(多部未華子)に支えられ、






ラストは3年の時が過ぎても、拓人が前向きに生きる姿を見せ終わりました。






3年間にあったことをリビングに飾られた写真や合格証書で見せるのも洒落ていましたね。






拓人の影響でまわりは人々が変わった姿も見られましたし、






ちょっときれいごとかもしれませんが、最後まで心に優しく響くドラマを貫いてくれました。







今回の評価は…4







総評は回を追うにしたがって感動が深まっていくドラマでした。





橋部敦子の抑制のきいた脚本も優れていましたし…







何しろ三浦春馬の入魂の演技が、まわりの役者たちにも刺激を与え、
良いアンサンブルを生んでいたと思います。







三浦春馬の事務所の後輩である弟陸人役の野村周平にとっては、かけがえのない経験になったと思います。








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