どう見ていいのかわからない…「ブラック・プレジデント」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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これはどうもオススメしかねるドラマになりそうです。





制作サイドが何をどう見せたいのかが、イマイチよく分からない…

そこが問題だと思います。





フジテレビ 火曜22時
「ブラック・プレジデント」第1話


主演…沢村一樹
脚本…尾崎将也
演出…三宅喜重







一代でアパレル会社を起業しのしあがった三田村(沢村一樹)は

改めて経営について学び直そうと洒落半分で社会人枠の入試を受けたら

合格してしまい、






多忙な中、大学に入ることになります。

自分の会社が今どき非難の的になりがちの

ブラック企業だという自覚のない三田村は…






大学で経営学の新人講師(黒木メイサ)やいきがかりで入った

映画サークルの学生たちとふれあうことで、経営に対する考え方が

変わっていく…という話のようなんですが…

どうもそこにそもそも魅力がありません。







問題は同じスタッフで作った「結婚できない男」は

仕事はできるが私生活は1人が大好きな変人という主人公だったからこそ、

そこに笑いやペーソスが生まれたのに、






このドラマの主人公は仕事はもちろん、大学でもそれなりにうまくやって

いきそうにしか見えないところにあります。

(そこが阿部寛と沢村一樹の芸風の違いなわけで、仕方ない部分もありますが…)






だったら沢村一樹主演で成功した「DOCTORS」のように

まわりの人物がダメキャラで、それを操りながら変えていくなら

面白くなりそうとも思えますが、





黒木メイサも生徒役の若手たちもさほどダメでもなく、

全体に中途半端なんですね。






大学だけでもそんな状態なのに、

会社ではさも今後裏切りそうな専務(永井大)と

あくまで忠実そうな秘書(国仲涼子)がいたり、





視聴率欲しさに出したのが見え見えの壇蜜演じる

エロっぽい女医がいたり、





さらには三田村の母(白川由美)や妹(青木さやか)まで

出てきて…




欲張りすぎて何を見せたいのかが分からなくなるという

悪いパターンに陥ってしまっています。





これを立て直すのは大変そうです。

ゆとり世代の学生たちと主人公の軋轢を主眼にすれば

すっきりとすると思うんですがね…







今回の評価は…3









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