先に言っておくと私めにとって決して嫌いな世界観ではありません…
このドラマ。
月9はこうあるべきだ…なんてことは言いたくありませんしね。
フジテレビのヤケクソ的なチャレンジは
それはそれでいいと思うんです。
ただ手放しで面白かったかと言うと…
それはまた別の話で…
フジテレビ 月曜21時
「極悪がんぼ」第1話
主演…尾野真千子
脚本…いずみ吉紘
演出…河毛俊作
同じ原作者のコミックうをドラマ化した「なにわ金融道」や「カバチタレ」は
好きだったのですが、
TBSでやった「極上カバチ!」はイマイチでした。
このドラマで人物紹介をコミック的な極彩色の画面処理で始めた時には
「極上カバチ!」を思い出し、ちょっと不安になりました。
しかし、ダメな彼氏(三浦翔平)に借金を押し付けられたヒロイン(尾野真千子)が
短い時間で大金を作る危ない仕事を紹介されて、そんな犯罪ぎりぎりの仕事を
斡旋する経営コンサルタントに入るはめになるまでは…
妖怪的なボス(小林薫)やヤクザ風のベテラン(三浦友和)と弟分(竹内力)、
紳士的な策士(椎名桔平)のキャラが活写され、テンポよく見ることはできました。
ただし、欲を言えば「へ~え」と驚く巧妙なウラの手口とか、
もっと驚きが欲しかったし、笑えるポイントも欲しかった…
こちらが期待しすぎた面もありますが…
これだけのメンバーをそろえているのですから
期待もしたくなります。
尾野真千子は期待通りの尾野真千子。過不足無しです。
三浦友和が演じるワルキャラが好きな私めにとって
この金子役もナイスキャストです。
特殊メイクまでして1人原作に似せている小林薫の
妖怪的な演技もツボです。
あと子どもを産んでさらに大人っぽくなった仲里依紗の
ベテランに囲まれ頑張ってる姿も微笑ましいです。
今後さらに面白くなることを期待したい作品です。
今回の評価は…