罪と罰を考えさせる…「BORDER」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマは小説家の金城一紀が脚本を書いているだけに、一筋縄ではいかない刑事ドラマです。




前回のラストのホラーテイストしかり、
今回の被害者、加害者の罪と罰しかり…





テレビ朝日 木曜21時
「BORDER」第3話


主演…小栗旬
脚本…金城一紀
演出…波多野貴文




主人公の石川(小栗旬)は死者が見えて対話できるという

特殊能力を身につけてしまった…という設定。





ただし、殺された被害者が「誰々が殺しました」と教えてくれたら

それで話は終わってしまうわけで…





その辺をどうするかが脚本の腕の見せどころなのです。

今回はまず発見された遺体が、現れた幽霊(金井勇太)と顔が違って…






被害者は整形をしたというわけで、

それはこの被害者の西本という男が、かつて殺人事件を起こした犯人で

未成年だった西本はその後出所。





行く先々で殺人犯と知られ、そのため整形していたのでした。

そして、後ろから殴られたあと殺された西本は犯人の顔を見ていなくて、





自分が妻子を殺した島村(駿河太郎)が復讐のためにやったんだと

石川に告げるのです。






しかし、島村はやってなくて、殺された島村の妻の叔父にあたる

自治会長の藤崎(平田満)が団地の仲間とともに殺したのでした。





つまり、幽霊の言うことは間違っていて、その分石川は便利屋(滝藤賢一)や

リサーチ担当のサイモンとガーファンクルらの助けを借りて解決するのでした。





工夫のあとはわかるんですが、幽霊の扱いに困ってる感がなくもないですね。





それより身内を殺された者が殺した者を殺すという憎しみの連鎖の

やりきれなさ…みたいなものがジワ~と伝わるあたりに、今回の

一筋縄ではいかないポイントがあったように思います。





検視官の比嘉役の波瑠がいい雰囲気を出していますね。






今回の評価は…3








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