落ちこぼれ同士の友情…「死神くん」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回と今回、脚本家は同じでも、演出家は変わったので、作品のタッチがだいぶ変わりました。




それで良くなった点とそうでない点がありました。





テレビ朝日 金曜23時15分
「死神くん」第2話


主演…大野智
脚本…橋本裕志
演出…常廣丈太





前回は映画監督の中田秀夫が演出を担当しました。
なのでじっくりと死神(大野智)と死亡予定者の少女の交流を見せました。





テレビドラマにしてはゆったりしたテンポで、それはそれで悪くなかったですが、






毎回これだと、かったるいかもな…と思ってました。





すると、今度はバリバリのドラマディレクターが担当することになったので、ゆったり見せるのが間延びして心配だったのか盛り込んでしまうんですね。






なので、今回だと落ちこぼれ保険会社員の島(林遣都)と同じく死神の中では落ちこぼれの413号との交流のみならず、





島を会社に入れてくれたが、パワハラがキツい黒川部長(神保悟志)との話に、





貧乏でいじめられていて、島と親しくなった健太(田中奏生)との話と、





欲張って盛り込んだためにそれぞれが食い足りない上に散漫な印象を受けました。







盛り込みすぎたために脚本に雑な部分も結構あって、





なんで保険勧誘がそんなに短期間にまとまるのか?とか、



黒川部長はなぜ病院に仕事場のハンコを持って来てるんだ?とか、





死神の手帳を持ってなくても、なんで島に死神が見えてるんだ?とか、





疑問なところはいろいろ浮かんでしまうのでした。





しかし、大野智はじめ、林遣都、神保悟志、田中奏生、健太の父親役の森下能幸の好演で、脚本の不備をなんとか埋めようとしていました。






特に林遣都の自分が健太の代わりに死ぬと決意を語るシーンには、グッとくるものがありました。






それを聞く大野智がまたなんともいえない表情を浮かべていました。





今回も大野智の顔芸ともいうべき、さまざまなリアクションの演技には感心しました。





前回、そこだけ遊離していた感のある検視官(桐谷美玲)とのやりとりは、今回は散りばめられ、ヘンに浮いた感じはしませんでした。
慣れたせいもありますが…






大野智の殴られっぶりの良さは見事でした。(笑)






413号と検視官に松重豊演じる主任が加わって、チャチな感じがした天上のシーンに重みが増しました。






次回は菅田将暉演じる悪魔も加入。
柄本時生と杉咲花がゲストのようで、このドラマ、キャスティングがいいなと感心してます。







脚本の粗さがあったので、
今回の評価は…3



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