金にはがめついが冷酷なワルではなく、どこか憎めないところもある…つかみどころのない金子という男の曖昧さを巧みに演じてます。
フジテレビ 月曜21時
「極悪がんぼ」第4話
主演…尾野真千子
脚本…池上純哉
演出…河毛俊作
今回は薫(尾野真千子)と夏目(竹内力)が組んで、夏目の旧友跳田(石井和則)の裏切りにあい、それを逆にこらしめるという話。
金子にしてみれば他人ごとで、傍観者を決め込んでいたのに、
小清水所長(小林薫)が金子の弱みをついて、２人を助けるよう仕向けます。
この小清水が金子をおどすシーンが、今回一番の見どころで、小林薫の妖怪じじいぶりがたまらなく良いし、
それに逆らえない金子の小物ぶりも良いのです。
「MOZU」と並んでこのドラマは私めにとって役者の芝居の面白さを楽しむものになっていて、
今回も内容はイマイチでも堪能できる回でした。
出番は少なくても椎名桔平や板尾創路らのしたたかな感じ、仲里依紗の気っぷのよさ、三浦翔平のおしゃべりダメ男ぶり、どれもきっちりいい仕事をしています。
今回の評価は…
