いろいろ分かってきたけれど…「MOZU」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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こちらは第7話、第8話をまとめて書きます。





第6話から急展開を見せ、終盤に向けいろんなことが分かってきましたが…






やはり、ややこしさは依然としてあって、話に追いついていくのが大変です。






TBS 木曜21時
「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜」第7、8話


主演…西島秀俊、香川照之
脚本…仁志光佑
演出…羽住英一郎





このドラマ、西島、香川、真木と個性的な役者をメインにすえていますが、彼らはぶっとんだ演技まではストーリー上できず、






力を持て余している感があり(香川はその欲求不満が「ルーズヴェルト・ゲーム」で爆発したのかも…)







その代わりにのびのびエッジのきいた演技をしているのが脇の役者たちで…






前回で死んでしまった中神役の吉田鋼太郎
しかり、





前回で実は新谷和彦の双子の弟と判明した
女装の殺人鬼宏美役の池松壮亮しかり、






公安から請け負った闇の仕事を冷酷に遂行
する東役の長谷川博己しかり、







第7話、第8話は吉田がいなくなった分、池松、長谷川の怪演合戦の様相を呈し、




東を殺そうと狙う池松の殺気みなぎる演技、
宏美の襲撃をかわし、憎々しく去っていく、長谷川の不敵な演技、





そして極めつけは「ダークナイト」のジョーカーさながらに、白塗りの婦警姿で現れ、若松警視を大勢の前で刺し殺したシーンの池松の狂気の凄まじさ!





なかなかテレビドラマではお目にかかれない演技でした。






更に第7、8話ではこれまであまり出番のなかった室井役の生瀬勝久が、クローズアップされ、第8話では裏の黒幕だったと判明。






こちらもなぜこの役が生瀬勝久なのかが納得の、ただの悪人ではない複雑怪奇さを見事に演じていました。






そして、その罪を暴きながらも隠蔽する津城(小日向文世)の不気味さ。
こちらも小日向ならではの底知れぬ闇を感じさせる含みのある演技で…







どちらの回も役者の演技を堪能できる見応えある回でした。







第7話、第8話の評価はいずれも…4



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