まるでホームドラマ…「続・最後から二番目の恋」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回はやけに見やすかったな…と思ったら、

ラスト近くまで長谷川京子の薫子が出てこなかったからでした…(笑)





フジテレビ 木曜22時
「続・最後から二番目の恋」第8話



主演…中井貴一、小泉今日子
脚本…岡田惠和
演出…宮脇亮






今回は長倉家を舞台にしたホームドラマを見ているようでした。






仕事も失い家から出て行ってしまった広行(浅野和之)が、海辺の船の中で寝ているのを見つかり、長倉家に連れて来られます。





典子(飯島直子)と広行の間に入って、その仲を取り持とうとする和平(中井貴一)と千明(小泉今日子)が、ついつい口論になってしまう具合が、このドラマらしく…







前作と違って今作は2人がいがみ合うシーンが少なかったたけに、

待ってましたと言わんばかりのシーンでした。






今回もあった2人飲みでしみじみ語り合うのもいいですが…、

売り言葉に買い言葉で丁々発止とやりあう2人がやはりこのドラマは名物なのです。






男の主張する自由についての千明の怒りはごもっともで

他人に迷惑かけず身を切って手にするのが自由というのは

痛い言葉でした。






ムキになってやりあったのに、広行・典子夫婦が至って能天気で

1荒野10万ね…なんて取り決めしているのが、

なんともこのドラマらしいはぐらかしでした。







もう1つは映画の脚本家に抜擢された万理子(内田有紀)が

落ち込んで帰ってきて部屋にこもってしまう…というエピソード。






部屋の外で、千明が勝手に憶測で部長にいやなこと言われたんだろうと、

あれこれ言うところは、脚本家に言われる「あるある」ネタみたいで、

そういうことをこのドラマの脚本家の岡田恵和も言われてきたんだろうな…と

思えて、興味深いセリフでした。






廊下に家族みんながそろって、中の様子をうかがう感じは、

さながらホームドラマで、家族の中には広行みたいなダメな人っているもので、

他人なのに首をつっこんでいる千明も家族の一員のようでした。






そのあと秀子(美保純)が現れて話がややこしくなるあたりの

軽快な流れも、しゃれたコメディになっていました。






何がどうという展開がなくても面白い…
それがこのドラマらしさなんです。






今回の評価は…4