誰も報われない結末…「極悪がんぼ」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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金子(三浦友和)と小清水所長(小林薫)の対立色が高まっているので、

もうそういう回でもいいのに、





今回はまだそうはならず、薫(尾野真千子)が自分で仕事を見つけて

カタにはめようとする話でした。






フジテレビ 月曜21時

「極悪がんぼ」第9話


主演…尾野真千子

脚本…池上純哉

演出…石井祐介





このままいくとこのドラマは月9史上最低の平均視聴率のドラマという

不名誉を手にすることになるんですが…






では作品的にそんなにひどいかといえば、

内容がこの時間帯に合っていないこと、

今は勧善懲悪の痛快さがウケる風潮なのにシビアな現実をつきつける内容であること、

などがわざわいしての低い視聴率で、史上最低というわけではないのです。





内容のひどさで言ったら「海の上の診療所」の方が

よほどひどかったです。






…とまぁ弁護した上で今回の内容ですが、

借金まみれの住職のダメ息子の借金返済のため、

寺を継がせようとするものの、





協力してくれるはずの抜道(板尾創路)に裏切られ、

寺はのっとられ、息子夫婦はタコ部屋行きに…




せめてもと、子どもたちを自分のような境遇にしたくないと

施設送りにせず、住職に預けるのでした。




泣きじゃくる子どもたちに自分を恨め、

涙ながらに世間のシビアさを教える、薫のセリフが痛烈でした。




薫の親を追い込んだのはどうも小清水らしく、

その恨みを返す話になっていく布石のようでしたが、




役者の演技は悪くないけど、

この時間帯にこの内容ではウケないよなと痛感する回でもありました。





今回の評価は…3